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マーケターの意識のありかと、仕事がなくなる日

こんにちは。マーケター&シェアラーあちです。

マーケターといってどんな仕事か伝わるのは、同じマーケターくらいだと思っています。あ、どんな仕事でもそうかw

でも特に分かりにくいよね。マーケティングは。

マーケティングが生まれてから100年以上経つけど、いまだにマーケティングの日本語訳は正式に存在しないし(「売れる仕組みづくり」という言葉はあるけど、これでは芯を食ってないと思ってる)、

〇〇マーケティングとかマーケティング△△とか分岐がすさまじく、どこからどこまでがマーケティングなのか・・・

いやその前段で、あまりにも膨大すぎて覗いてみるのさえイヤ、めんどくさい・・・

知らなくても死なないし・・・

と、こんなところではないでしょうか?

起業してから随分といろんな人に「マーケティングとは何か?」を語ってきましたが、聞かれない限り説明することはなくなりました。

「マーケティング」という言葉を理解してもらうよりも、その時々でよほど大切なことがあるよなと。


しかし今日、「これを伝えることで、マーケターが何者なのか分かるかもしれない!」と思いついたことがあります。

それは「何をしているのか」という行動レベルではなく、

また「どんな役割なのか」という目的レベルでもなく、
(どんな役割かを一言で言うと、「成果を出す」だと思ってます)

「意識のありか」
です。


それはずばり、提供者と顧客の「境界線」です!

いつも境界線に意識を置いています。
なぜなら、提供者と顧客がマッチングすることで成果は上がるから。

具体的には、境界線という「接点」で起こっていることを観察しまくっています。

どんなものを提供した時、顧客はどんな反応をするか。
その後の行動はどう変わるか。

この積み重ねで「感覚値」が生まれ、鋭くなっていく。

そして感覚値と実際の結果を見比べて、都度修正していく。

ズレが少なくなっていくと、これをやるとどんな成果が上がるのか?などの予測がどんどん正確になっていきます。

その先に、どうやるといいのかまでクリエイトすることができる。


今日、台所仕事をしながらあるエピソードを思い出しました。

まだアサヒビール時代、三ちゃんの産休に入る直前の、上司とのやりとり。

その時、私はデザイナーさんから提案された商品のデザインに対してフィードバックをしていて、私の意見を聞いた上司がこう言ったのです。

「ほんと説得力あるな〜〜〜なんの根拠もないくせにw」
「その山田節が聞けなくなると思うと、俺はさみしいよ」

当時の私は
「なんて失礼な!!!」
と笑ってプリプリしながら、でもまぁ確かに調査結果があるわけでもないしね〜と思っていたわけですが、今だったら根拠が何か分かります。

それが「感覚値」です。

今まで境界線を見つめ続けてきた結果、「マーケターの感覚値」が自分の中に入っているのです。

10年間マーケターをやってきて、
足掛け18年マーケティングと過ごしてきて、得た私の財産はこれだなぁと静かに気付きました。


この感覚値は、面白いことに、

提供側と受取手(顧客)のインプットが多いほど精度が高い とも言えるし、

初見であるほど精度が高い とも言えます。

内側に入り込むことで見えることもあれば見えないこともある。

完全に外側にいるから見えることもあるし見えないこともある。

どっちやねん!

どっちもなんです!(笑)


でね、ここ最近、「マーケティングが不要な場」というものが存在していることに気付きました。

それが、「提供側と顧客が融合した場」です。

そこには、意識の置き所、観察すべき「境界線」が、もうない。

融合するとは、どちらも提供者であり、どちらも受取手であるという状態。循環が起こっている状態。

両者が共に成長し続ける限り、その融合は続き、循環は拡大していく。


意識のありかは「境界線」から「お互いの成長と循環」へと変わる。


西野亮廣さんのオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」で、西野さんとサロンメンバーのみなさんの様子を見て感じながら、

仕事としてコミュニティを作りながら、そんなことを考えました。

実例を出しましょう。仕事先のコミュニティの事例。

【コアなファンで、もう長年利用しているOさんの話】

Oさんはこのサービスのファンで、お子さんも喜んで利用していて、継続して3,4年になるユーザーです。お子さんに付き添っているだけでなく、親向けのサービスにも熱心に参加し、学び、この出会いで考え方が変わったと言っていました。

提供側とのコネクトも、保護者同士の繋がりもあり、生活の一部、人生の一部になっているなと見ていて感じていました。

が、ここではまだ循環は起こってなかった。やはり価値を享受するという要素が圧倒的に強かったです。

しかしこのコロナ禍で、彼女は動きました。自分がずっとやってきてインストラクターの資格も持っている、自宅でできるエクササイズを、コミュニティに対して提供することにしたのです。

私も一度覗きに行ったのですが驚き&感激!!!

まず参加者の多さ!その数100名!!
そして彼女のイキイキとした活発な姿!

美しさと優しさはそのままに、今までの場面ではあまり感じたことがなかった「力強さ」と「熱さ」が前面に出てきていて、「わぁ❣️」と心が動きました。

まさに循環が起こっている場に立ち合わせてもらいました。

彼女の思いが実現できた背景には、彼女の声を聞いて、「やってみましょう!と」こたえた、一人のスタッフの丁寧なサポートがありました。

あぁ、すてき、すてき、
なんてすてき。

もう彼女に対して提供側の一人としてマーケティングは必要ない。
私たちの間にある境界線を意識する必要はない。
溶け合っている^^

彼女が離れる時があるとしたら、私たちの成長を彼女の成長が追い越した時でしょう。
どうしてこう思うかと言うと、この理由であるコミュニテイを離れたことがあるからです。
別にキライになったわけではない。でもつまらない、、、という感覚。
同じく離れた人が3人いまして、同じことを言ってました。

「コミュニティと一緒に成長できているという感覚」
大事です^^


みんなが融合して境界線がなくなったら、マーケターの仕事はなくなるな〜w

その時は、お互いの成長と循環を大いにクリエイトする仕事をしよう💪
この感覚値を生かしながら^^

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