人のニーズを優先するか、自分のやりたいを優先するか?

今日は急にマーケターに戻っていいかしら?

いや、マーケティングについてシェアするのだから、やっぱりシェアラーかな 笑

マーケティングをやり始めた10年前から、ずっと私の中にあった「問い」への答えが、今日急にスッキリ分かった。

その問いとは、
「”人のニーズ”を優先するか、”自分のやりたい”を優先するか?」

これ、マーケティングの話だけど、きっと家庭でも生きると思うし、実はいつだってなんにでも当てはまる話だと思うので、ガッツリ書きますね^^


アサヒビール時代は商品開発もしてました。

商品開発がしたくてしたくて、技術系採用の可能性を蹴って(←工学部出身)、一番やりたくなかった営業から始まる文系就職を選んだ私・・・

大阪ど真ん中&東京のデパートで合計6年間営業をやって、やっと念願の商品開発部に来てみたら、そこは思ったところと全く違っていた・・・

たくさんの人の「ニーズ」が錯綜する世界・・・

商品開発担当者の、
その上司の、
そのまた上司の・・・

関係部署の、

営業担当者の、

お得意先の(スーパーやコンビニ、はたまた業務用酒販店や飲食店)

そして消費者の。

         

      

「関連する人たちのニーズ」と「自分のやりたい」がまるっと一致していたら、あの頃のストレスは1億分の1以下だったと思う 笑

それくらい、「自分のやりたい!」と「他者のニーズ」の不一致には苦労した。

悩みすぎて次第に「自分のやりたい」が分からなくなった・・・💦

自分がなかったと思う。

正直これが、商品開発の最初の2年だった。


育休2年&大手コンビニ担当チーム2年を経て、またマーケティング部にうつった時は、ここが全く違っていた。

しっかりと自分があった。

主張した。主張を通した。

楽しかった。生き生きとしていた。

なぜなら、「なんのためにやっているのか」が分かっていたから。

そう、明確な目的があったのだ。


私は苦労して体得したはずのこの教訓を、独立後3年まで、生かすことができなかった。

独立して4年未満、
一番苦しかったのは、クライアントから、「人のニーズがあることと、自分のやりたいこと、どっちをやればいいのか?」と聞かれたこと。

私はその時、答えが出せなかった。

どっちもめちゃくちゃ大事だと思っていたし(それは今もね^^)、

商品開発時代の苦しい2年がまざまざと蘇った。

その時私がどうしたかというと、なんとかその間を取ろうとした。
どっちも取ろうとしたのだ。

そんなんでうまくいくはずがない。
LPはぶれ、集客はうまくいかなかった。

今日の私なら、あの時、あの問いに、こたえようとは思わない。

逆にこう問いかける。

「なんのために、これをやってるの?」

で、相手から答えが返ってきたら、こう続ける。

「売上のためだったら、徹底的にニーズにこたえるのがいい」

「自分の願いを叶えるためだったら、徹底的に自分のやりたいことをやるのがいい」

「どちらも自分の選択^^」


はてさて、同じこの問いを自分自身に問いかけてみたい。

「私はなんのためにブログを書いているの?」

「世のおかあさん達が持っているものをシェアしあって、わが子と、やがてわが子が共に生きるよその子どもも豊かに育つ世界をつくり、人と地球に優しい循環を拡大するため」


そしてこれは、自分だけの願いではなく、世のお母さんの願いだと、心の奥底で確信している。

今、10年のマーケター人生で初めて、

「人のニーズを優先するか?」「自分(クライアント)のやりたいを優先するか?」に迷わない毎日。

こんな境地があったのだなと、不思議なほど心穏やかだ。

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