受験日3日前!心が折れた子への対応
こんにちは。あちママです。
受験日が近づいてきましたね。
毎日頑張っている受験生、受験生を持つおかあさん、
本当におつかれさまです!
ちょうど3年前の今頃、当時中学受験を3日後に控えていた一ちゃんがキレました・・・
「もう無理」
「分からない」
「疲れた」
「勉強ばっかりやりたくない」
「受験やめる」
・・・
・・・・・
・・・・・・・
ボロボロ泣き、
キーキー騒ぎ、
しまいにはフテ寝。。
もうどんな言葉も届かない。
布団をかぶってフテ寝する一ちゃん。12歳。
それまで一ちゃんは塾から出された宿題を自分でコツコツ進め、母は弁当づくりと塾代の準備くらいしかしてこなかったのですが、ここにきて最大のピンチが訪れるとは。。
一体どうしたら・・・
と夫を見たら、なんか笑ってるんですけど・・・
私もつられて思わず苦笑い。
ここで笑えたことでなんだか肩の力が抜けて自分を取り戻し、
次に夫が言ったこの一言で、やる気を取り戻した。
「子育てって面白いな」
・・・
・・・・
・・・・・
確かに・・・
そう言おうと思えばそう言える!かもしれない 笑
その後も一ちゃんはウニョウニョ状態が続き、さらに、
夫が、
「ちょっと怖くて同じ部屋にいられない」
「あいつ、何かに取り憑かれたみたいだぞ・・・Σ( ̄。 ̄ノ)ノ」
と一ちゃんの部屋を出てくるほどの状態に。。^^;
もうこの状態ではとてもじゃないけど勉強なんて無理、という状態のまま眠りにつく。
(ご飯は食べてたw)
さて、ここからどうしたものか・・・
翌朝、起きがけ一番に、私は一ちゃんを抱きしめながらこう言った。
「一ちゃん、あんたさ、落ちたら終わりって思ってるでしょ〜?」
「うん・・・」
一ちゃんはハッとしたような顔をしてから、深くうなずいた。
「そんなわけないやん!!」
「落ちても受かっても、ママが一ちゃんを大好きなことは何も変わらない」
「一ちゃんがサイコーなことは何も変わらない」
「中学に行くことも変わらない」
「行く中学が変わるってだけじゃん!」
「受かっても落ちても大丈夫なんだから、安心してチャレンジしてこい!」
ここで、彼にマインドシフトが起こったようだ。
「ちょっと勉強するわ」
「何からやろっかなー」
「昨日解けなかった(で大泣きしていた 笑)問題からやろっと!」
とリビングを出て行った。
この時の一ちゃんの勉強スタイルが冒頭の写真。
ママのジェラートピケのパーカーとレッグウォーマーを身につけ、
パパの室内履きを履き、
二ちゃんのパーカーを膝にかけて、
さらに、米ぬかホットパック+湯たんぽ。
みんなの力を借りたかったみたい^^
その後彼は、鼻歌を歌いながら、たまに口笛も混じりながら問題を解き、
2度とふてくされることもなかった。
この一連のエピソードを通して、私が学んだのは2つのこと。
1 どうしていいかわからなくなった時は笑ってしまおう!
そして「もしかして面白いかも」と思ってみよう!
→右往左往していた時のあの苦笑いが、私に確かにスペースをくれた。「面白いかも?」と思えた時、嵐の渦中ではなく、嵐の外側から嵐を見ているような気持ちになって、心がサッとしずまった。
2 起きている問題の「真の原因」を探る。それを壊す。
→一ちゃんはなぜ3日前になってこんなことを言い出したんだろう?
その原因は、プレッシャーだとか、ストレスだとか、分からない問題が続いたとか、色々言うことができるだろうし、それらは全部正解だ。
でも表面的な理解では、一ちゃんはあんなにスッと立ち直れなかったと思う。
彼の心の奥の奥にある、「落ちたら終わりだ」という思い込みとその恐怖こそが真の原因で、その言葉をハッキリとつかまえて、現実的にそんなワケがないということを理解できたことによって、憑き物が落ちたように一ちゃんの心は軽くなったんだと思う。
この話が、
どこかの、誰かの、お役に立てたら嬉しいです。
受験する皆さんが自分の力を存分に発揮することができますように。
心から応援しています。
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