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掃除に始まり掃除に終わる


さて先日の投稿の続きです。
結局私はその〇平の〇川町にあるシェアハウスの管理をスタートします。
しかし既に荒れに荒れ切ってる物件なので管理も何もありません。

まずは共用部に大量に捨てられているごみを捨てて、空室を清掃、壊れている家具や備品を解体して移動・廃棄。
異臭のするキッチンや水回り共用部の清掃です。
一つの疑問は、これをキレイにしたところで客が入るのか?
ですが、そこは当時雇われの身、あれこれ考える必要はなく言われたことを黙々とやります。

1.2階が部屋になっておりトータル20部屋、埋まっているのは10部屋。
うち日本人7人、外国人3人。
全部で10部屋が空室でなんだったら空室に不要備品がガンガンに積み上げられています。

総勢4人で3日ほどかかってごみを片付け、清掃をしました。
M川さん自慢の通気性のいい屋外シャワーは建付が悪く、清掃中にシャワーホースの根元が緩んで水が噴き出し私は全身水浸しに。

私は"ワンポイント改装あるある"と呼んでいるのですが
当時のこの物件はまさにそれで、清掃をするほどに修理を試みるほどに
他の何もしてない部分のボロさが際立って掃除しても掃除しても終わらない、直しても直しても終わらない・・永遠に続く負のループに突入します。

ここで割り切らなければ死にます 笑
永遠に掃除はできないですから。
あと修理や清掃をした本人が思うほど他人はきれいになっているとかどうとかは気にしていないということも学べましたね。

そしてここで新たな事件が起こります。
ゴミ捨てです。
もう個人で捨てれるレベルのものはある程度捨ててしまったら
大物は業者に頼むしかありません。
今は当たり前に産廃業者の存在をしっていますし、相場感も理解できるのですが当時無知な私は依頼をして見積もりをする度にイライラ。

業者さんに見積もりの際に、リュウベイ、リュウベイと言われて
ノイローゼになりそうでした。
リュウベイってなんやねん!と怒ってその単位を聞くたびにガッカリしていましたね。
何とか安い業者さん、軽トラ満載30000円という値段で合意し片づけに一旦目途をつけることが出来ました。

よく仲のいい新宿区の大家さんが、
賃貸物件は管理がすべて! といっておられましたが
同じくシェアハウスも管理が殆どの仕事の割合をしめます。
英語を使って案内したりとか、パーティして交流したり、入居者とイベントしたりなんてのは10パーセントにも当たりません。

ほぼ日々の清掃、日用品の補充、備品の修理、入退室の立合い、トラブルの解決など90パーセント近くは雑務です。雑用はシステム化できないので結局
人間の手で行う必要があります。
悲しいかな手抜きした分は己の後日降りかかってきます。

最初にシェアハウス業をした日に清掃をして
引退した日にも同じく清掃をしました。

よく考えるとずーっと清掃をしていた気もしますが
これはこれで私は自分のことをシェアハウスはお母さん業と考えていたので
的を得ていたのかなと今では思います。

清掃の道は一日にして成らずですね。





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