【書籍紹介】窓から逃げた100歳老人
ごきげんさんです。
拡がる読書会の主催者やっています、文鳥さんです。
気が向いたら僕が読んだオススメ本を紹介するコーナー。
今回はおじいちゃんが主役&映画も面白いらしいよという作品を2点ほど。
どちらとも年齢を重ねるしんどさも何のその。なんだかんだで人生を謳歌していく元気になるお話です。
まずはこちらから
窓から逃げた100歳老人
物語は老人ホームから始まります。そこで100歳の誕生日を祝ってもらうはずのアラン。しかし彼はそのことなど気にせずに老人ホームから脱出します。まさか窓から脱出されるとは思っていな老人ホームの職員たちは大騒ぎ。
とぼとぼと膝の痛みをボヤきながらもバスに乗って遠くへ逃亡。その際に何を間違ってかギャングのお金の入ったスーツケースも持ったまま逃亡を続けることに。
ギャングと警察に追われるも行く先々で癖の強い人物たちと出会いながらも旅が続いていきますが、その逃亡劇と共に彼の過去のお話も語られることなります。
このアランというおじいちゃん。かなり偏屈なんですけど、彼が現在至るまでに様々な経験の持ち主だというのが分かっています。
なんと世界史の中でも重要な人物と関わり合ってきた過去があります。
現在の逃亡劇と過去の回記録が平行して交互に語られる様は読めば読むほど「ええ!」と驚くノンストップな展開です。しかも結構ブラックなこともさらりと描かれていたりします。
この作品は世界的にはなかなかのベストセラー。
映画にもなってて、コメディ映画として公開されたんです。
映画版では「100歳の華麗なる冒険」という題名になっています。
アマプラとかでレンタルで配信とかしてますので良かったら映画でもどうぞ。
お次はいい話。
最近読んだばかりなんですけど良かったですよ。
幸せなひとりぼっち
妻を亡くし、仕事もなくし、孤独に暮らす初老のオーヴェ。
家の周りは住み始めた新興住宅地だったのには今となっては様々な人々が暮らしていますが、人が嫌いなオーヴェは近所の人達とは関わることが嫌で仕方ありません。
彼の人生は上手くいく行くことなんてないばかりでした。
人生に何の希望も見いだせない彼は自死を選びますが・・・それも上手くいかず色んなトラブルに巻き込まれる始末。
自殺どころでなくなったその日の最後には「では明日にするか」と毎日のように色んな自殺方法を試します。
しかし、運命なのか神の導きなのか、何かしら近所の連中にかかわることにより生き延びていきます。
妻以外の人を認めていない彼にとってはおせっかいでづかづかと入ってくる近隣住民がうるさくてしかない。
そしてトラブルばかりの毎日の中で、不器用すぎる男オーヴェにとって唯一の幸せは妻との出会いで、それを徐々に思い出さるように過去の出来事と現代の出来事がリンクして描かれていきます。
幸せとは「築く」ものであり、「気づく」ものでもあるという流れになっていくストーリー展開は読んでいる内に胸が温かい気持ちになっていきます。
この作品は映画のほうが評判が良かったらしく、僕は映画の方から知りました。感動モノって感じですが、本の場合は結構クスっと笑ってしまうようなところもあり、映画と本ともどちらから手を付けても良い作品かと思います。こちらはアマプラ対象作品です。
今回は偏屈なおじいさんがなんだかんだで上手くいく不思議なストーリーの本を紹介してみました。高齢化社会で世間はワイワイ色々言うてますけど、夢のある高齢化社会もええじゃないですか。
良かったらどうぞ。
今回はこの辺で
以上、文鳥さんでした。
ごきげんさーん。
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