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在宅介護25年が終わる

なんだかんだ無理をしながらも在宅介護生活を続けていました。
要介護5
身障1級

老夫婦2人暮らし

父が数年にわたり数回の誤嚥性肺炎での入院
その頃には母の認知症も周りから「あれ?」くらいは気になる感じで。
虫が見えたり。私がドロボーになったり。失くしものが増えて警察に呼ばれたり。
父を任せるの難しいなと思って、入院したタイミングで施設入所にしました。
(母は認知症の自覚もなく、自分で出来てると思っているので、激高。)

父の在宅生活は父の病状より介護者側の母の状況で終了となりました。

母は独居が始まりました。認知症状況は少しずつはっきりと出てきて朝5時とか夜1時に急にうちにも訪ねてきたり。迷子になって警察から連絡があったり。電子レンジに食べかけのご飯が入っていたり。感情のコントロールできないから、大泣きしたり。

あらあらと思いながらも、自宅での生活にしがみついていたし。私の話は聞かないし。
買い物を持っていったり、様子を見たりしても、最後は悲観的に泣いて終わるか攻撃されて終わるか。

それでも7年くらいは何もできなくて、無茶苦茶な自宅生活をしていました。

排泄、清潔が保てなくなり担当CMさんにお願いして医療保護入院→現在老健入所中です。専門病院でコントロールしてくれたおかげで今は服薬なしで落ち着いてます。

母が父を介護するようになった時に言った言葉で、今でも心に残っている言葉です。

「お母さん、今までお父さんにずっと幸せにしてもらってたからね。これからはお母さんがお父さんを幸せにする番かなって」

そして、今入院中の父。
コロナをきっかけに身体状況も悪くなり食事が取れなくなりました。
元々、「痛いのはもう嫌」と言っていた父ですが
このまま病院での入院をする or  施設に入所できるよう手術もして母と一緒に過ごせる可能性を探すか
を確認したところ、何回聞いても「母と一緒がいい」と答えています。

かわいいな、両親。
今、そんなふうに両親を思えるようになれて良かったです。

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