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Dr.本田徹のひとりごと(25)2007.11.19
ホームレスを生きる人びとを支える
― アメリカとカナダでの見聞と杉江美子さんの仕事
さかさま医療ケアの法則
「よい医療ケアの確保は、そのサービスが提供されるグループの医療ニーズが高いほど、反対に難しくなる傾向がある」
“The Inverse Care Law (Tudor Hart):-The availability of good medical care tends to vary inversely with the need for it in the population served.”
(Oxford Handbook of Public Health Practice. Seventh Edition 2006)
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今回の「ひとりごと」は、いきなり横文字から始まってしまい申し訳ないのですが、取り上げるテーマと密接に関係のあることなのでお許しください。
9月1日から始まった私の世界保健紀行も、パレスチナを終え、東ティモールまで来ており、11月末から行く予定のアフガニスタンというゴールまで見えてきた感じです。今日ご報告するのは、9月にアメリカとカナダで見たホームレス医療の一端と、トロント市で訪問看護師として活躍する旧友の杉江美子さんのお話です。
東京でも、山友会、新宿連絡会、訪問看護ステーション・コスモス、ふるさとの会のように、ホームレス者や孤老の方々の医療保健福祉サービスに献身するすぐれたNPOはありますが、アメリカやカナダにも、そうしたホームレス者は数多く存在し、さまざまのNPOや、いわゆる市民社会組織(CSO:Civil Society Organizations)が、行政や助成財団と連携しながら、彼らのために、たくましく、心やさしい活動を続けているのです。
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