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会社の代表が大学院に通って自分自身の「一速ギア」を上げた話(第3話)

こんにちは、ISSOKU GEARの運営母体である株式会社洒落代表のトヨタです。この連載では、私が自分自身の「一速ギア」をあげるまでの挑戦について綴っていきます。

あらすじ

前回の記事までで、私が社会人として再び大学院で学ぶことを決意するまでの経緯や、進学先の選択プロセスについてお話ししました。
今回は、最終的に東京工業大学を選んだ理由と、そこで履修する分野を決めるまでの過程を紹介します。


科目履修する大学を決定!決め手は?


進学先を決めるためのプロセスについては、前回の記事で紹介しました。

MBAホルダーの先輩や研究者の方々から貴重なアドバイスをいただく中で、特に強く推奨され「ここかも」と思えたのが、東京工業大学(東工大)でした。
東工大は、言わずと知れた“理系の雄”とも言われる大学で、学部入学時の難易度の高い国立校です。
社会人向けに、MOT(技術経営)という専門職課程を履修できる点に魅力を感じました。

専門職学位課程では、実践的な専門力、並びに、国際的に通用する知識と語学力、そして、多様な考えをまとめることができる力と物事の本質及び普遍性を探求し、イノベーション創出及びビジョン策定できる力を身に付け、実践的な物事に取り組むことができる人材を養成します。

東工大ホームページより

その選択肢が私の中で大きくなったのは、私の著書を読んでくれた読者の方がXでアドバイスをくださり、「ここが良いのでは」と推薦いただいたからです。これが最終的に第一志望を決定する大きな要因となりました。

書類準備と手続き

東工大への科目履修を志望することに決めた後は、必要書類の準備を始めました。ざっくりと以下を準備する必要がありました。

  • 最終学歴の卒業証明書

  • 戸籍謄本(卒業時と姓が変わっている場合の証明として)

  • 入学願書

  • 志望理由書(簡単なレポート形式)

「卒業証明書」の入手については、私は地方の大学を卒業していたため、郵送で取り寄せる(1〜2週間かかる)か、現地に訪問する必要がありました。
ラッキーなことに、その地域への出張がちょうどあり、現地で直接取得できたことで、手続きをスムーズに進めることができました。

卒業証明書には、単位履修の成績の一覧も記されており、大学時代に学んだ内容が思い出されました。
私は学部時代法律を専攻しており、刑法や刑事訴訟法に関心を持っていたようで、今の自分にどのような影響を与えているのかを考えさせられる機会にもなりました。

科目履修で学びたい分野の選択

書類の準備ができたら、具体的にどの分野で学びたいかを決めます。
履修科目の一覧を見て、私は「エンジニアリングデザイン」の分野に興味を持っているように感じました。
特に「先端技術を使った社会課題解決」や「社会起業」「イノベーション論」などが私の関心に合致し、これらを履修することにしました。
この選択によって、自分が今後どのようにこれらの知識を実務に生かしていくかが見えてきました。

大学院を選ぶまでの感想

多くの選択肢がある中で、最終的に学ぶ大学院を決めたことには大きな納得感があります。複数の方から助言をいただいたことで、自分のキャリアの振り返りと、未来への展望を整理できました。
拙著を読んでくださった同校の卒業生から、私のキャリアを踏まえた真剣なアドバイスを受け、この選択が自分にとって最も価値のあるものだと確信しています。

また、エンジニアリングデザインや社会起業に関する科目を選んだことで、今後のキャリアに対するビジョンがより具体的になりました。これらの分野での学びが、私の今後の成長にどれだけ寄与するかを楽しみにしています。

次回予告

次回は、実際に科目履修生として学び始めた体験についてお話しします。

(ちょっと宣伝)拙著はこちらから読んでいただけます!


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