人生をゲームにする方法（１０）：コレクションする

ビジネス書ではよく、「記録すること」の重要性について説かれている。

自分もまったく同意する。記録すること、すなわち可視化することはさまざまなメリットをもたらす。いわく、自分の現状を認識できるようになる。いわく、日々の変化に気づけるようになる。

だが他にも大事なことがある。それは「コレクション欲を満たせる」ということである。

コレクションというと、特定のグッズのことが真っ先に思い浮かぶかもしれないが、その対象はグッズだけに限らない。それはダイエット記録であってもいいし、ブログの記事の数であってもいい。

とにかく、「ここまで積み上げたのだ」という意識をつくることができれば、それ以上に数字を積み上げたくなるのが人間の性である。人はなにかを積み上げていくのがどうしようもなく好きなのだ。

そしてその感覚は、ものをコレクションしていくときと似ていると私は思う。私は一時期、結構な数の本を読み漁っていたが、読書記録を取っていなければ、間違いなくあそこまで読まなかっただろう。

読んだ本に登録して後から眺めるのが好きだったからこそ、私は本を読みふけっていたのだ（お世辞にもかっこいい理由ではないが、現にそうなのだから仕方がない）。

ひび割れた世界の車窓から (脱コットン) - ブクログ

いまも本は読み続けているし、読んだ本でおもしろかった部分は引用を書き写し、自分しか見れないNotionにまとめている。

ただ、ブクログ時代のほうがもっと熱心に本を読んで感想にもならない感想を書いていたことを思うと、ソーシャル性があったほうがよりゲームらしくなるのだろう。

いまのところ、Notionでの書籍管理のほうで「積み上げ」を行ってしまっているので、またブクログに戻るのは結構気力が必要そうなのがネックである。