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私の不思議体験~あの映画に無かったシーン~

「ムー」の求める不思議体験とは違うのかもしれないけど、ちょっと前になんだそれは、、というような出来事があったので、書いてみることにする。


恋人の好きだという映画を観ようとなり、熊澤尚人監督による2006年の作品「虹の女神  Rainbow Song」を鑑賞した。好きなシーンがある、とのことでその場面が来たら教えるという風に事前に告げられていたのだが、一向にそれは出てこなかった。エンドロールも終わり、チャプター画面に戻る。劇中にそのシーンは出てこなかったとのことだった。映画自体は優しく切ない良作であり、染み入ってしまったのだが、気になるのはそのシーンのことだ。

恋人の好きなシーンとはこうだ。、市原隼人演じる主人公が上野樹里演じる女性映画監督に話しかける。「普通に見てる空と、木の隙間から見える空って違うのかな?」と。その間、カメラは木々の隙間から見える空を映し続けている、、、というもの。確かに、映画の雰囲気とも合っているし、木漏れ日のシーンは多くあった。しかしその台詞のやり取りは見当たらなかった。

巻き戻してそれらしいシーンを再確認したがそのような台詞はない。メイキング映像も確認したがやはり存在しない。なんだか怖くなってきたのでその日は鑑賞終了とした。他の映画との勘違いしている可能性も含め、調べたり、Yahoo!知恵袋に投げかけてみたりしてみたが、そのような台詞を含む映画は見つからなかった。結局それ以降その映画の手掛かりは掴めていない。

「コンセント」という映画で、市川実和子演じる主人公が子供の頃に映画で"コンセントに繋がないと動けない少年"を観たことが語るが、大人になってもう1度その映像を観ようとするも同じ映画の中に見つけることができなかった、、というくだりがあるのだが、それに近いことが実際に起こって狐につままれたような気持ち。今もあの映画に無かったシーンの所在は心のどこかで探している。他の映画に紛れ込んではいないだろうか、。それともやはり、この世ならざる未知の何かの仕業で、恋人が観た幻覚なのだろうか。

#私の不思議体験 #映画 #虹の女神

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