【機能評価と分析オンライン講座 評価② 矢状面の評価】

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スライド25

 矢状面は左右から評価を行います。その際、トレーナーが移動して評価を行いましょう。クライアントが動いてしまうと、姿勢が変わってしまう可能性があるからです。左右で違う評価結果がでる場合がありますが、その場合は水平面に問題があることが考えられます。


▷例:
右側から見たときは、肩の中心と外耳孔は同じ位置であったが、左側から見たら、外耳孔の方が前方にあった。
→頭部前方変位と、胸郭の左回旋があると上記のような現象がおきます。


 矢状面の基準は「外耳孔・肩の中心・大転子・膝関節やや前方・外果のやや前方」この5点が一直線上に並ぶことです。


 5点の、ある1点に定規(垂直を測定できるもの)をあてます。ここでは、大転子にあてたとします。5点が一直線上になければ、残りの4点は大転子より前方にある・後方にある・同じ位置の3つに分類をすることができます。仮に、大転子より肩の中心が前だったとします。次に、肩の中心に定規をあて、再び肩の中心より前方にある・後方にある・同じ位置の分類をしていきます。
 これらを繰り返すことで、一番前方にある部位・一番後方にある部位・同じ位置にある部位といった順位をつけることができます。

▷例:
まず、外果のやや前方と大転子を比較します。外果のやや前方より大転子が前方にあるのか?後方にあるのか?同じ位置なのか?を、評価します。この結果から、下半身だけですが重心が前なのか?後ろなのか?がわかります。(前額面の評価とあわせて考察をすると、右前なのか?左後なのか?など前後・左右の組み合わせで重心の位置がわかります)

同じように、肩の中心・外耳孔と評価を続けていき
①「外果のやや前方」が一番後方にあり、「外耳孔」が一番前方にある場合
→この場合は、筋肉で体を支えることになるため、筋肉に負担がかかる

②「外耳孔」が一番後方にあり「大転子」が一番前方にある場合
→①の例とは違い、物体を前後にズラスことでバランスをとっている。
など、どんな戦略で身体を支えているのか?を考察することができます。

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