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9月を迎えて

9月1日で自立援助ホームに異動になった。これまでは児童養護施設だったので、支援する子どもの年齢が少し上がりました。
児童養護施設は子どもを育てていく場所なので、しつこいくらいに介入しウザがらみと言っていいくらい声をかけ、跳ね返されても跳ね返されてもアタックしていく場所でしたが(少し盛ってます)、自立援助ホームは既に出来上がった子が社会に出るまでの準備期間としている場所なので、基本的には距離を保ちながら向こうからのアクションを待つという印象。まだ2日しか勤務していないので分かりませんが。

ワタシがいた児童養護施設は大舎だったのでルールもそれなりにあり日課も決まっていましたが、自立援助ホームは一応日課はありつつも、例えば食事時間も6時から10時までの幅広く設定されており、その時間内であれば好きな時間に食べることになっています。

考えてみればそりゃそうだ。働いていることが基本なので、仕事の拘束時間はその子それぞれ。我が家を例にとってみても、ワタシとムスコでは食べる時間は全然違う。
そこも児童養護施設とは違う所でした。

また、入所期間は児童養護施設に比べて短いです。児童養護施設でも一時保護など最短2カ月程度で出る子も稀にいますが、だいたいは年単位、なんなら2歳から18歳までいる子もいます。
しかし自立援助ホームは社会に出る準備のためにいるので長くて2年ほど。環境が整えばもっと早く出ていく・・・むしろ出て行かせるのが仕事になります。そして出て行った後に困らないようにいくつかの社会資源と繋げてその後の支援をお願いする。つまり職員は地域の社会資源と利用者のハブの役割をします。

ワタシは8月末まで里親の支援をしていました。
施設の職員、里親の相談員、自立援助ホームの職員となって、一応一般的な社会的養護の環境をコンプリートしました。
記録を見る限りですが、なかなかユニークな子たちがいるようです。ここでの生活も楽しみです。