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マハーバーラタ 6.ビーシュマの章

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マハーバーラタの第6章 戦争を前に思いやりの気持ちに圧倒されてしまったアルジュナ。 クリシュナによる教えバガヴァッドギーターによって 知識を得たアルジュナは再び立ち上がり正義の戦…
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#最高の人

マハーバーラタ/6-1.クルクシェートラ平原にて

6.ビーシュマの章6-1.クルクシェートラ平原にて 第一章(始まりの章)あらすじはこちら 第二章(サバーの章)あらすじはこちら 第三章(森の章)あらすじはこちら 第四章(ヴィラータの章)あらすじはこちら 第五章(準備の章)あらすじはこちら 開戦前日の夜、ヴャーサがドゥリタラーシュトラを訪問した。 「息子よ。これから恐ろしい日々が始まる。 あなたの息子や、彼に味方する王達が死んでいくことになる。 残念ながらこれは運命の法則通りだ。 もしこの戦争をその目で見たいと願うなら、目

マハーバーラタ/6-17.バガヴァッドギーター⑮~最高の人~

6-17.バガヴァッドギーター⑮~最高の人~ シュリーバガヴァーン(クリシュナ)は言った。 「アシュヴァッタの根は上へ伸び、枝は下へ伸びる。滅びることのないその木の葉はヴェーダであると言われる。それを知る人がヴェーダを知る人である。 グナによって育てられた枝は上や下に広がり、新たな芽を生み出す。そして下に伸びて広がる根は、人の世界に広がってカルマの束縛となる。 始まりも途中も終わりも持たないその本当の姿は見ることはできない。広がっているアシュヴァッタの木の根をアサンガ(

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