かおりの部屋

「ディスレクシア(読み書き障がい)×アスペルガー」を持つ息子を育てる日常を、元教師と母…

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「ディスレクシア(読み書き障がい)×アスペルガー」を持つ息子を育てる日常を、元教師と母のダブルの視点で綴ります。 これまで悩み苦しんだ経験が、お役に立ちますように。誰もが生きやすい社会を目指しています。 共に歩める方と繋がりたいです。

最近の記事

「障害」について発信すること

「障害」について発信しようとすると、 どんな言葉や表現を使うかに慎重になる。 それは、我が子の持つ「障害」だからではなく、 誰にとっても同じことで、 私だったら、 自分以外の誰かに、自分のできないことについて ああだこうだ言われても、いい気はしないからだ。 そう思っていた時に、 一つの指針になるものを見つけたので、紹介したい。 アメリカのada のNational Network の 「Guidelines for Writing About People

    • うちのミケランジェロについて

      我が家には小5になる息子がいる。 天才ミケランジェロと呼んでいる。 理由は、親ばかではなく、 子どもは可能性の塊だと信じているからだ。 うちのミケランジェロは、 赤ちゃん時代、私と目が合わなかった。 微笑んでも微笑み返してくれない。 わらべうたに連れて行っても、 周りの子のようにわらべうたや手遊びに興味を持たなかった。 バッタンバッタン思うがままに動き周るので、 私はずっとミケランジェロを追いかけた。 どうして周りの子のように、お膝に座ったまま、 わら

      • 「今なら好きになれたのかも。」

         昨今話題になっている議員さんの発言を聞くと、LGBTについて自然と考えることになる。同性愛者、両性愛者、トランスジェンダーの方々をLGBTと名前をつけていることについても、わずかな違和感を持つのだが、一体この性的嗜好と性的アイデンティティとは何なのだろうか。  私は大学時代、体は女性だが心は男性の仲間がいた。同じ学部で、出席番号が近かったのもあり、よく講義に一緒に出ていた。彼女はいつも好きな女性がいて、その女性をいかに喜ばせるかを研究しており、また、しぐさもその辺りの男性

        • メルカリで商品を発送するのは、外国語を選ぶのに似ているのだ。

           伝えたいことを思いと定義して、思いを入れる「容れもの」を言語だと定義してみる。どんな「容れもの」に入れるかによって、同じ思いでも違った形になってゆくのが表現だとしたら、どの言語で表現するか選択できたらよいのにと思ったのが、複数の外国語学習を始めた私の動機である。とはいえ、実際は英語に依存していて、その他の外国語はさっぱりであるが。  外国語によって当然のことながら響きが異なるのが何より面白い。意味は分からなくても、それを口にする人たちの独特の響きというのがあって、愛してる

        「障害」について発信すること