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国際結婚ファミリー| バングラデシュ人の夫から学んだ、幸せに生きるために大切なこと。

私の夫の国バングラデシュは、
南アジアに位置するインドの隣の小さな国です。

学生時代にNGO活動のためバングラデシュに渡航した私は、衝撃をうけました。
なぜなら、メディアで貧困で可哀想だとされるバングラデシュ人は、経済的に貧しくても、心が満たされていて、不登校や自殺が問題になっている日本人よりずっと幸せにみえたからです。

そんなバングラデシュで夫と出会って10年、
私がバングラデシュから学んだ
幸せに生きるために本当に大切なことを
お伝えしたいと思います。

1つめは、
『人と人とのつながり、家族の絆がつよいこと。』

バングラデシュ人はとても人懐っこい性格だとよく言われます。
特に用がなくても友達・家族・親戚と電話したり会ったりして、元気?何食べた?何してた?と聞き合ったり。バスに乗れば隣の知らない人との会話が始まり、あちこちにあるお茶屋さんでもそこに居合わせた人たちでおしゃべりを楽しんでいます。
一人暮らしをしている人はほとんどおらず、いつも誰かと一緒にいることが当たり前です。

そういった人との関わりの中で自分の問題や悩みも共有できるので、1人で悩みを抱え込むことがなく、悩みがすぐに解決しない状況であったとしても、人との関わりのなかでたくさん笑って泣いて、心が癒されていくのだそうです。

子どももそんな環境で育つので、人との関わりを通して人を信頼することができていて、人が好きで、自己肯定感が高く、自分の気持ちを伝えるのがとても上手です。子どもらしく今を元気いっぱいに生きています。

核家族や一人暮らしが当たり前になった日本人からすると、人付き合いがめんどくさい、一人でいるほうが楽だと感じるようになってしまいがちですが、本来人間は人とのつながりがあるからこそ健康に生きていけるものなのだと気付かされました。

2つめは、
『助け合うのが当たり前なこと。』

バングラデシュ人はなにか困ったことがあると家族だけでなく友達や知り合い程度の人にもすぐに助けを求めます。そして助けを求められた人は当たり前のように躊躇なく引き受けています。助けといっても、重大なことが起きて助けてというだけでなく、なにかを手伝ってほしい、教えてほしい、かわりにやってほしいなどなど、ちょっとしたことでも気軽に頼みあっています。

我慢強い日本人からすると甘えていると感じてしまいがちですが、本来人間は助け合って生きていくもので、困ったときはいつでも人を頼っていいんだと気付かされました。

また、きっと科学的にも、幸せホルモンといわれるセロトニンや愛情ホルモンといわれるオキシトシンがたくさんでる生活をしているので、心に良い影響がたくさんあるのだろうなと思います。


人とのつながりを大切にすること、
助け合って生きていくこと、
とってもシンプルなことですが、
心から幸せに生きるためにはとっても大切なこと。

日本が失いかけているものでもあるように感じます。

私がバングラデシュから学んだこと、
みなさんが少しでも幸せに生きるヒントになれば
うれしいです☆+。








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