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寿司好きのエンジニアが寿司職人になった話

mhidakaが建立した Advent Calendar 2023 24日目です。

メリークリスマ寿司。ソフトウェアエンジニアをしながら副業で寿司職人をやっている @shanonim です。寿司職人を始めたきっかけや今年の寿司活動を振り返りたいと思います。

きっかけ

2019年の春頃、突如魚を捌くのにハマり、「どうせ魚食べるなら寿司好きだし握ってみるか〜」くらいの軽い気持ちで独学を始めました。

初めて握った握り寿司 (2019年5月)

最初は手巻き寿司パーティーの延長くらいのノリだったんですが、2021年の春に「将太の寿司」を読んだことをきっかけに熱が加速。
将太の寿司自体の詳細は省きますが、この作品をきっかけに食べ手側だけで見ていた寿司の存在が作り手側の視点からも見れるようになり、美味い寿司を握ってみたい、そもそも美味い寿司とは…. みたいなことを日々考えるようになりました。

いちばん好きな回は芽葱の回です

2021年以降は加速度的に自宅寿司の頻度が増え、築地に魚を買いに行ったり、キッチンスタジオを借りて握り寿司会をするようになりました。

会社の同僚にスシランチを振る舞った回 (2022年6月)

転機

2022年の夏頃、新橋と銀座に寿司店を構える みこ寿司 グループのオーナーから機会をいただき、「週末にみこ寿司の系列店で寿司を握る」という副業を始めました。(ちなみに、ちょうど同じ時期に某寿司専門学校に行こうかどうか迷っていたのですが、実際の現場で働けるチャンスがあるならそっちに時間を使ったほうがスキルアップできるだろうと思って入学を取りやめたという余談があります。)

実際に現場で働いてみると、「寿司を握る」という基本的なことはもちろん、ネタの仕入れや仕込み、カウンターでの所作やお客さんとの会話に至るすべてのことが勉強でした。とにかく寿司屋はやることが多い・・・!!!!
飲食業界未経験、料理のスキルも趣味程度という人がいきなり寿司店というドメイン知識の塊のような現場に入るというのがそもそも無謀な話ですが…. オーナー や先輩職人の方々に助けていただきながら少しづつ経験を積みました。感謝してもしきれないにもほどがある。

初めてカウンターで寿司を握ったとき、緊張で手が震えて雲丹軍艦を倒してしまったのも今となっては良い思い出 (学び) です。

この頃から握りの形がそれっぽくなってきた (2022年8月)
系列の銀座店でカウンターデビュー

 近況

  • 平日日中は、ソフトウェアエンジニア

  • 平日夜と週末は、みこ寿司系列の店舗で寿司職人

という仕事スタイルを続けています。
最近は、みこ寿司が運営している出張寿司サービスの職人として、企業の勉強会や懇親会で寿司を握ることが多いです。
あとたまに、友人の友人くらいまでの範囲で個人の出張寿司をやったりしています。

本職の寿司職人の方々と比べると本当にまだまだ若輩者ですが、これからも引き続きがんばっていきたいと思います。

技術カンファレンスの懇親会でよく見る寿司職人の人をやっています

おわりに

最後に「寿司とエンジニアリングって似てて〜」みたいなカッコつけた話を書こうと思ったんですが、やめました。
お寿司たのしい!エンジニアリングもたのしい!どっちもやっていくぞ!以上!!です。

来年は間借りの店舗営業にチャレンジしたいと思っています。個人宅向けの出張寿司も引き続き。
勉強会の懇親会や打ち上げなど、10~20名規模の出張寿司も承っておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

来年も作り手と食べ手、両面から寿司を楽しむ一年にしたいと思います。🍣

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