屁ッセイタイトル画像__98_

人が変わるのは「味をしめた時」だ。

人は変われる?
それとも変われない?

私は「変われる」と断言します。

小学校4年生の頃、学校でも特に厳しいバスケ部の練習で、私は皆勤賞を取っていました。
にも関わらず試合に出してもらえず、私は翌週から半分以上の練習を休むようになります。

もちろん、それでも出場時間は変わりません。
「0 - 0 = 0」ですから。

でも、疲労は格段に減りました。
そこで味をしめた結果、私は高校まで続いたバスケ生活のほぼ全てを「サボりキャラ」で通すようになります。

味をしめた時に、人は変わることが出来るのです。

そんなことが、24歳の今日もありました。
自分の中に大きな変化が生まれたのです。

今日は朝から電車を乗り継いで「神戸コレクション2019」を見に行きました。ひとりで。です。

「神戸コレクション」とは『「女の子を楽しむ」フェスティバル』として、もう17年以上も続いている大型ファッションショーです。

もう一度言いますが、ひとりです
身長186cmの大男が「女の子を楽しむフェスティバル」でひとりです。

「ナンパ目的ですか?」
「ほんと出会い厨だなコイツは」

違うんです。
事件じゃなくて事故なんです。

最初は知人から余ったチケットをいただいたことに始まり、2枚あったので女友達を誘いました。彼女は「え、あんたと神コレ…?あ、無料なの?なら行く」とほぼ即決してくれました。

しかし、残念なことに午前中は資格の試験があるんだとか。
「じゃあ午後イチからね」と言うと「いや、16時から」とのこと。

別な友人を探すと言う選択肢もあったかもしれません。

しかし、ブログでは好き放題言う私ですが、あまり友達には強く言えず「ああ、そうなの…。じゃあ待ってる…」と言うしかなく、4時間半もの間1人で神コレを堪能することになったのです。

正直に言って、すぐ帰りたかったです。

スタンド席で横には女子4人組が何枚も何枚も自撮りを撮り続けているし、左隣では女子3人組がハリボーを仲良くシェアし始める。
そして列の端に座ったばかりに、何度も女子が目の前を往来し、その度に「なんだこのデカブツ。邪魔だな」と一瞥される始末です。帰りたい。

実際に当時のツイートをご覧ください。


そんな中、少し遅れてイベントがスタートしました。
いきなりランウェイに現れたのは結婚直後の新川優愛さん。

圧巻です。
美しいにもほどがある。

そこからもうランウェイに釘付けです。

巨大なスクリーンを睨め付けるようなモデルさんの視線に酔いしれ、気が付けば片っ端からグッときたモデルさんをインスタで検索してフォローしていました。

お気に入りは藤井サチさん。

彼女の好戦的な視線を目にすると、恐怖にも似た痺れが背筋を這い回り、全身の鳥肌が波打つように立ち上がります。恐ろしいほど、美しい。

そしてこう思いました。
「私はランウェイになりたい」と。

もうあんなたくさんのモデルさんたちにピンヒールで踏みつけられているランウェイが羨ましくてしょうがない。私だって踏みつけられたい。
もしランウェイに顔の大きさだけ穴を開けて、そこから顔を出して踏みつけてもらえるなら15万は出せると思います。目隠しするなら4万です。

こんな感情は初めてでした。
私は根っからのドSだったのに「踏みつけられたい」だなんて。

そうです。
味をしめたんです。

ランウェイを歩く格好良いモデルさんたちを間近で見たからこそ「こんな人たちに踏みつけられたい!」と思えたんです。そして、実際に踏みつけられたら、より確固たるドMになることでしょう。

「俺はドSだからね」
偉そうにそうほざく男がいたら言ってやりましょう。

「長谷川潤だとしてもか?」
と。

おそらく、誰だって長谷川潤になら踏みつけられたいはずです。
そんな女性に出会えば、誰もがドMになり得るのです。

味をしめた人間は、いとも簡単に変わってしまうんです。

誰か僕を踏んずけてくだしゃい。


サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。