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千鳥みたいに「〜じゃあ」とツッコむヤツは後ろめたさを感じた方がいいと思う。

「私、千鳥が好きなんです」

こう言う人増えましたよね。
特に若い女性に多いように感じます。

「お笑い芸人で誰が好き?」に対するベストな回答はさまざまですが、令和元年においてF1層が一番好印象を与えられる存在が「千鳥」なのではないでしょうか。

「ラーメンズ」とか「シソンヌ」って言われるとこっちのセンスを問われていそうでオタオタしてしまいますし、逆に「わたし、ひょっこりはん!」と元気に言われても『こいつといるとおもろなくなる』とガックリしてしまうものです。

ちょうどいいのが「千鳥」なんです。
大衆性を持った上で、実力が芸人たちにも認められたトレンディな存在。

事実、私がいま仕事以上に精を出しているマッチングアプリでも「お笑い好き」で検索して出てくる若い女性の1/3人が「千鳥」と書いています。「ハリウッドザコシショウ」の人は1人も見たことがありません。

そんな大人気芸人「千鳥」の代名詞と言えば岡山弁のツッコミです。
「〜じゃあ!」とか「やめぃ!」とか。

面白いですよね。
だから使いたくなってしまう。

でも、ちゃんと「後ろめたさ」を感じていますか?
私はそう問いたい。

特に男性に多いと思います。
すぐにノブの発音でツッコミを入れてひと笑い取るヤツ。

「(メニュー選んでて)えー、全然決められない〜!」
「はよぉ選べぇ!」
(小笑い)
「(改札で挟まって)うわ!」
「バカなんかぁ??」
(小笑い)
「(焼肉で焦げた肉をよそって)はいこれ〜!」
「これはもうゴミじゃあ!」
(小笑い)

この程度です。
大したボケを相手がしたわけでもない、ツッコミもただ単に目の前で起きた事象を述べているに過ぎません。

でも、ノブ風に言うから面白い。
それはれっきとした事実です。
私だって何度も使い、その恩恵を受けてきました。

でも、これって後ろめたいものじゃないでしょうか?
だってひとの発明を勝手に我が物顔で使って、何らかの税を納めるでもなく単に利益だけを享受しているんですから。

本来なら「〜じゃあ!」を使ってお持ち帰りに成功した女性の10人に1人ぐらいはノブに献上すべきです。消費税だって10%になるわけですし。

そんなことを考え、後ろめたいと思っている人は何%いるんでしょう?
ほとんどいないと思います。だからヘタに使い倒す。

こうやってしょうもないタイミングとワーディングで「じゃあ!」を使いまくって小さな笑いだけを起こすことで日本国民はどんどん新鮮さを失っていき、本来ノブが生み出せるはずだった笑いの総量の1/100ぐらいしか生産されぬままブームは過ぎ去ってしまうのです。

千鳥以外が使うな。
せめて、岡山県民以外は使うな。

私はそう思います。

だってこれ、普通に考えたら「親の金で女に飯奢る」ようなもんです。
ノブが発明した画期的なツッコミを湯水の如く使い込んで、女にモテようとするわけですから。

どうか女性の皆さんにお願いしたい。
「〜じゃあ!」と言ったヤツは「親の金で奢ってきた」と思ってください。そしてインスタのストーリーで「千鳥のツッコミ使えばいいと思ってる●●くん」と一言添えて、タグ付けして晒しあげて欲しい。

そうして「発明者」の権利を保護しなければ、この国に新たな発明は生まれません。ひいては国力の低下につながり、年金問題、少子高齢化問題に拍車を掛ける事態になります。

「〜じゃあ!」と言ったヤツは「生活保護で豪遊している」と思ってください。制度崩壊の原因になっているわけですから。

そして、シャニカマのリア友の方々に言いたい。
私がもし使っていたら鼻の下を尖らせた握り拳でひと突きしてください。

それぐらいの危機感がないと言ってしまいそう。

お願いします。


サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。