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【就活】裏アカ調査とか適性検査とか、ちょっとやりすぎじゃないか?【企業】

就活生の裏アカを調査するサービスがあるらしい。

SPIと呼ばれる適正検査を面接の際に受けさせる企業もある。
SPIは性格を検査するもので、面接での受け答えでは表面的な部分しか見えないので、本音の性格をチェックされている。

今こういった調査が「普通」な流れになっているけれど、その企業の求人に募集したと言うだけで一方的にプライベートな部分を調査されるなんて恐ろしすぎる。

実名と生年月日に住所や経歴だけでもかなりの個人情報を提示しているのにも関わらず、こちらの許可もなくもっと私的な部分を探ろうとする会社なんてブラック極まりないと思う。

バイトテロなど、従業員が引き起こした不祥事で企業がダメージをくらうことも昨今増えている。
そうした現状から企業が少しでもまともな人材を採用したいと守りの姿勢に入るのも理解できるが、だからといって限度を超えていると思う。

バイトテロ事件はいつもバカバカしい。
しかもなんでわざわざ自ら晒すのか…??


完全なるアホだ。

それは揺るがない事実である。


でもちょっと考えてみる。

その人は根っからアホだったんだろうか?

たとえば職場の環境が悪かったり、過重労働の末に気が触れたという可能性もあるかも知れない。

企業が従業員に無理を強いていて何も改善していなかったのならば、企業にも責任があると思う。


学生バイトの悪ノリはあまり擁護のしようがないけれど、佐川急便の段ボールを投げつけていた事件には同情しかなかった。(これに関しては自ら晒していたわけではないが)

そんなこんなで働いていくうちに、だんだん「どーにでもなれ」「まともに頑張るだけムダムダ」そんな心理になっていく職場には何かしら深刻な問題が潜んでいると考えている。


応募してきた人間がヤバい奴かどうかを調査して求職者をスクリーニングしている余力があるなら、従業員が働きやすい職場を作るように努力した方がよっぽど有意義だと思う。

一方で求職者は応募や面接の段階で、企業の表面的な部分しか情報を開示されていない
面接では面接官自身が自己紹介をしてくれないこともよくある。
相手がどんな人間かも分からずに個人情報を晒さなければいけない不安は大きい。

第一、求職者の情報を根掘り葉掘り調べたいのであればそちらの情報もちゃんと開示して来れないとフェアではない。

「雇ってやる感」が強い上から目線の企業は一切まともだとは思えないし、消費者としてそんな企業の商品もサービスも利用したいとは思わない。


ちなみに企業秘密等を扱わないといけないような部署で、企業スパイを回避するための調査ならまた別の話だ。

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