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初めての弁理士短答試験を終えたので感想をば

待ちに待ったようで、でも来てほしくなかったようなそんな本番を終えた。

今日のこの日のために、約一年半ほぼ休みなく毎日勉強を重ねてきた。

でも『色んなものを犠牲にして頑張った』ってほどではない。

1ヶ月前まで試験に関係ない本とか読みまくってたし、ライブ行ったりカラオケ行ったりして遊んでたし、前日もXやYouTubeダラ見してる時間もあった。

「欲しがりません勝つまでは」精神でやるとツライだけだから、メリハリつけて勉強を続けた。

無理はせず、でも人生はかけて頑張った。

2ヶ月前に過去問を通しでやってみたら60点満点中の29点(合格点は39点以上)しか取れなくて、いよいよ本気で焦った。


でも本番が近づけば近づくほど肝がすわってきた。

そもそも失うものなんて何もないんだもん。

この試験に落ちたとしても、私の生活は何も変わらない。


といいつつ、ここ数ヶ月は毎日8時間は勉強を続けた。
1ヶ月前には過去問は合格基準点である39点以上を当たり前に取れるようになった。

先週の日曜日は、今日の試験会場に実際に行って下見をした

火曜日(5日前)には自己記録最高の49点が取れた。

ホッとできた。


しかし現実はそんなに甘くないのだ…

これまで体調にもしっかり気を遣っていたのにも関わらず、喉が痛くなり始めた。

応急処置としてトローチ舐めたり、安静に休んだり出来る限りのことはしたものの善くならない。
明らかに扁桃腺が腫れてる気がする。

すぐに医者に行った。

医者は私に触れることもなく、口の中にライトを充てて「腫れてませんよ」と言い放った。

念の為うがい薬や薬を処方はしてくれたものの一向に良くならん。

それどころか明らかにどんどん喉の痛みが増している。

くっそ、ヤブ医者め…

そんなわけで短答試験までの前3日間、私は机でカリカリ勉強をすることをやめて布団に寝転びながら出来る程度の勉強を続けた。

そしてYouTubeなどでありとあらゆる風邪の治し方を調べた。


なるべくエネルギーを使わないように安静第一を心掛けて、こまめに水分補給、うがい、マスク着用。

免疫力を上げるために日光を浴び、軽いストレッチ、ツボ押し、ベポラップ、氷枕…


その努力の甲斐あってか、今朝は見事に体調が戻っていた。


そして集合時間の2時間前には池袋に到着。

試験会場の近くのコーヒー屋で時間を潰しつつ最終確認を試みる。

しかし周りから聞こえてくる会話がカオス過ぎて、全く集中出来ない。


ほんと怪しいヤツばっかりな池袋…。


そんなこんなで早めに会場へ…。

1時間前に到着したけど、もうたくさんの人がいた。

正門の前には見たことある有名予備校の先生方が立っていた。

各予備校のパンフレットとか配ってたけど、私には渡される気配がなかった。(こんなヤツ、絶対弁理士試験なんて受けないだろうって思われてんのかな…)
悔しいから自ら受け取りに行った。


12時には必ず着席するようにと受験票に書いてあった。
5分でも遅れたら受験させてくれないって話も聞いていたので、とてもビビってた。

でも12時5分を余裕で過ぎて入ってくる人が何人かいたけど普通に受験できてた。(今は結構ゆるいのかな?)

空席もチラホラあって、来ない人も結構いた。

来てるけど全く受ける気なしで最初からずっと寝てる人なんかもいた(←なんかのバイト?)。

途中退席する人もチラホラいた。

やっぱり本気で受けに来てる人って全体の半分以下なのかも知れない。


私は自分の席に着いてからはリラックスすることに専念して、直前までツボを押したり、軽いストレッチをした。

もうやれるだけの勉強は積み重ねてきたんだ。
あとはいつも通りやるだけ。


そしていよいよ試験スタート。

自分の中では順調な滑り出し。

調子いいぞ、わたし。


と思いきや、とたんに雲行きが怪しくなってきた。

前に座ってる人がとにかく落ち着きがない。
めっちゃ動く。机揺れまくる。

どんだけ消しゴムで消すねん…


あーぁ、ウザイ。
ウザ過ぎる。

そして薄れ行くわたしの集中力…

こういうのってどうにもなりませんよねー
迷惑行為には該当しませんよねー

前の人は前の人でめっちゃ緊張してこうなっちゃってるんだろうから、仕方ないよね…

こんな状況でもやるっきゃないんだよね…


そんな雑念と共に乗り切った3時間半。


とりあえずなんとか最後までやり遂げた。

いつも1時間以上残して余裕で解けてたのに、今日は結構ギリギリまでかかってしまった。

集中力薄れてるしね…


やっぱり試験会場には魔物っているんだな。


結局前の人は最後まで書いたり消したり繰り返してた。
きっと頭真っ白なんだろうな。
もしまた論文試験で前にいたら次は試験官に事前に言いたい。

でも受かってるかな?


そんな感じで終わった初めての短答試験。

短答試験に受かったら受かったで、次は論文と選択科目に向けて突っ走らなきゃいけないので、それはそれでまたしんどい…

落ちたとしても就活に向けて準備始めたり、TOEIC受けたりしなきゃいけないからこれはこれでまた忙しくなりそう。


そんなことを思いつつ、ここまでやって来れた自分をとにかく誇りに思っている。

弁理士短答試験は、一発合格する人が全体の10%前後だというほどの難関試験だ。

今回落ちてしまったとしても、一年半ほどの勉強で合格基準点を取れる実力になった自分を褒めてあげたい。

しかもこの間2回もパワハラに遭っており、
メンタルクリニック通って抗うつ剤と睡眠薬飲みながらもここまでやってきた。

少なくとも弁理士試験に挑戦するまでの自分よりも、色んな面で圧倒的に成長している。

えらいぞ、わたし。

よく頑張ったぞ、わたし。


そして今回共に頑張った受験生のみなさんもお疲れ様でした!

引き続き頑張りましょう。

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