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「可愛い」は「カッコいい」の上位概念である

最近BTSにどハマりしていまして、特にメンバーの一人JIN氏の沼に頭のてっぺんまで浸かっています。
とても可愛い。
そんなわけで今日のテーマは「男性の可愛さ」についてです。
(アイドルとか芸能人だけじゃなくて、リアルの男性も含めての、です)


女性諸君にお伺いしたいのですが、
好きな男性って可愛くないですか?

なにげない仕草や発言、表情をそっと眺めながら、

(やべぇなこいつめちゃくちゃ可愛いな...)

って、脳内で爆発起きることありませんか?


「可愛い」=「脈ナシ」ではありません

さて、男性は、女性から「可愛い」と言われてもそれほど嬉しくないらしいですね。

むしろ、「かっこいい」枠ではなく「可愛い」枠に分類されている=男として見られていない、という脈ナシサインとして受け取ってしまうみたいです。

しかし男性諸氏には強く主張したい。

女は好きな男にしか「可愛い」と言いません。
女が男に言う「可愛い」は、「愛しい」すなわち「好き」です。


女の「可愛い」はこんなに深い意味を持つ

「いやいや、女の子ってだいたい何にでも可愛いって言ってるじゃん?」

という男性の声も聞こえてきそうです。

確かに女性には見境なく「可愛い」を連発してるイメージがありますよね。
無印良品のソファから和モダン温泉旅館に至るまで、女にかかれば全部「可愛い」の一言で済まされます。

そんな女性が男性に対して「可愛い」と言ったところで

(またいつもの薄っぺらい「可愛い」かよ...)

と聞き流されてしまうのも無理はないでしょう。

けれど、実は女だって何でもかんでも「可愛い」と言ってるわけではないのです。
こと男性に対しては、おいそれと「可愛い」とは言いません。

そもそも、女の「可愛い」って、男が思う「可愛い」とは違うんです。
ただ単に「造形が愛らしい」ではなくて、
その対象を自分の中に取り込んでしまいたい
くらいの深い感情が含まれているんです!


女性の「可愛い」には実は様々な用法があって、言葉通りにごく軽い「可愛い」を意味することもあれば、「ときめく」「愛しい」「萌える」「尊い」「キュン死する」などの意味を持つこともあります。
これらに共通しているのは、場面によって程度の大小はありますが
この対象には自己回復を促す作用がある
と感じている状態であることです。


女は「本来の輝く自分を取り戻したい」と思っている

少し話がそれますが、女って深層意識で

「私は本来もっと素敵な存在であるはずなのに、ちょっと今はうまく本領発揮できていなくて、実力100%出せてないんだよな。”本当の私”はもっと輝いてるのにな」

と感じています。(多分)

シンデレラのように、「今は継母のせいで不運にも下女のような扱いを受けているが、本当の自分は気高く美しいプリンセスである」というイメージを抱いています。

なのでたとえば自撮りをゴリゴリに加工するのも、自分を偽っているつもりはあまりなくて、「100%の状態の私に近づけるために若干調整入れてる」くらいの認識です。

しかし、ここが大きな問題なのですが、実際自分の思い描く100%に到達するのはほぼ不可能、絵に描いた餅です。
そのため現実の日々では「ほんとの私はこんなにショボくないのに...」と、無意識のうちに常に小さなストレスを抱えることになります。

そんな女性が、日々のストレスを解消するために摂取しているのが「可愛い」なのです。
肌荒れ解消のためにビタミン錠を摂取するように、女性は自分に不足している「本来の輝き」を「可愛い」で補おうとしているのです。


私が上で言った、「可愛い」とは、対象を自分の中に取り込んでしまいたいという気持ちである、というのはこのことです。
「可愛い」を摂取することで、本来の自分へ回復することができるのです。


つまり女が男を「可愛い」と思うということは

「あなたの存在は私の心を浄化し、足りていない部分を満たし、私を本来の輝く姿に回復してくれる人」

と認識していることになります。

すごくないですか?「可愛い」って最強じゃないですか?


これ、「かっこいい」では満たされないんですよ。
「かっこいい」は第三者に対する単なる評価であって、「自己の回復」に直結する感情ではありませんが、「可愛い」は、女性自身にその作用が返ってくるんです。
女にとって「可愛い」は内面的な感情なのです。


結論:可愛い男が最強説

自分の人生を振り返ってみて、もちろん男性を「かっこいいな」と思ってたことは多々ありますが、同じくらいに「可愛いな」と思ったこともあったなぁと思います。
そして「かっこいい」とだけ思う人よりも、「可愛い」と思う人にこそ、より惹かれるし、より深く好きになってきたと思います。

可愛い男性を見るたびに、私の心には爽やかな風が吹き抜け、私の魂は浄化され、私の胸はあたたかい気持ちに満たされてきました。

私に何をしてくれなくても、そこに存在してくれるだけで「可愛い」を提供してくれる全ての男性へ、私はもうひたすらありがとうございますと言うしかありません。

この暴走理論がどの程度みなさんに理解していただけるかは分かりませんが、「可愛い男は最強である」、私からは以上です。



余談〜男女で異なるストーリー〜

ところで、男にも、高価な車や美女を所有して自分を良く見せようとする行動があります。
しかし男と女で決定的に違うのは「現状の自己認識」だと思っていまして、

男 : ゼロの自分に装備をどんどんプラスしてレベルアップしていく
女 : マイナスに傾いている自分を何らかの形で回復し、本来の姿へ戻ろうとする

つまり、「ゼロからプラス(=強化)」なのか、「マイナスからゼロ(=回復)」なのか、という点で根本的に異なります。

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この理論については、「プリンセスマーケティング」という書籍から多大なるヒントを得ています。個人的には非常に刺さった仮説だったので、気になる方はぜひ。

内容の解説はこちらでも読めます。↓


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