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二度目の男:一歩先を行く小さな習慣の力

スーパーウルトラベースボールというSFCソフトがある。
調整次第でメチャメチャ球速が遅いピッチャーの投球で、右に左に変化球がグネグネ曲げられる素晴らしいゲームだった。

球速がメチャメチャ遅いのに十字キーの下を押すといきなり速度が速くなる飛んでもない魔球も投げられる。

そんなピッチャーが投げる球を何回もバットを振って当てる事を
「二度目の男」と呼んで友人と笑っていたのはもう何十年も前だ。

別にSFCの話をしたい訳では無い。

1回の投稿で満足せずに、他の人が1度の投稿で満足するところを2倍やれ。というビジネスコンサルの先生の言葉を思い出したから2度目の投稿をしている。

エクストラマイルというらしい。他の人がそこで止めてしまう所をあと一歩、他の人とは違う事をする。そのわずかな1撃の差を積み重ねていく事が大事なのだそう。

習慣化が苦手なのは自覚しているし、スランプに陥る確率も高い。どれだけ怠惰属性があるのかとこれでもかというくらい自覚しているが、停滞していて得られた事はゲームアプリの強キャラをゲットし、自動戦闘で季節のイベントを労力少なくクリアー出来るという満足感だけだった。

それで収入が増えるわけでもないし、私自身のスキルが磨かれたわけでもなかった。ゲームをする事は大好きだ。本当はハイラルの大地をずっと駆け回っていたいし、最近妻と始めたMMORPGでダンジョンに入ってレアなアイテム漁りもしたい。

けど、それを長時間する事で自分の未来が明るくなるかと言われると、おそらく明るくならない。特にスキルの無い私は老いていきやがてZ世代、α世代のテクノロジーに順応性の高い面々に仕事を奪われていくのは目に見えている。ネガティブ思考だけは得意技だ。

私と同じような感情や考えを持つ人は、おそらくたくさん居る。人目を気にして行動出来ない、頑張っても頑張っても才能がある人には距離を離されていく一方でやるせない気持ちを抱えるミドルエイジや学生さんもたくさん居るはずだ。

それがなんだと、最もらしい回答なんて出来ないのだが、うまくいかない方法を続けていてもミラクルはおきないし、チートも存在しないので人生は簡単に好転しない。

私はアプリやWEBゲームを作り続けているうちに、いつか芽が出て日の目を浴びる事を夢見て活動しているつもりだったが、やり方が良くなかったらしい。

自分が正しいと思っていた(それで良いと思っていた?)やり方を続けても変化が訪れないなら、やり方を変えていく必要がある。保守的に考えていく事を教育されてきた私にとってやり方を激的に変えていく事は本当にストレスを感じるし、なかなか動けない。

私は去年気まぐれでオンラインコミュニティに参加し、たまたまポッドキャストに巡り合い、ある方のおかげで気まぐれでDiscordサーバを運営する事になったけれど、アプリを作って一発当ててやるぜー…と漠然と考えていた頃よりは良い意味で忙しくなった。

自分の箱に何が入っているのかは突いてみないと分からない…と、セスゴーディン先生が本に書いていた事は本当だったらしい。

自分の箱を突いてみて蛇が出る事もあるかもしれないし、宝石が眠ってる事もあるかもしれない。突かないなら蛇も宝石も出てこない。




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