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インド五輪で金メダル取れないのはなぜか


みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。
台風の最中、火曜日の朝以来帰宅しました。
入院で3日間食事も摂れず、ツラい日々でしたがようやく解放されました。

パリでパラリンピックが始まりましたが、ちょっと前に盛り上がったオリンピックで国別メダル数の結果は1位アメリカ、2位中国、そして3位日本と大健闘が記憶に新しいですが、その一方で人口15億人と、中国を抜いて世界一のインドが73位で、金なし、銀1、銅1という結果に、首を傾げる人もでてきました。

今回だけが酷かったわけではなく、過去40年でインドの選手が獲った金メダルはわずか2個しかなく、つまり、いつも弱いのです。

参考までに以前陸上のナショナルレコードを日本とインドで比較して見ましたのでご覧ください。
日本は陸上強国ではありませんが、女子やり投の北口選手が金メダル獲得したり、男女マラソンや男子のリレー2種目、男子110mハードル、走高跳で入賞。インドは男子やり投で銀メダル獲得しました。

大抵日本がリードしていますが、女子の種目は長距離や一部種目を除くと記録が酷似しています。
体格や骨格が似ているのかもしれません。

ところが日本女子は陸上以外で柔道、レスリング、スケートボードなどで金メダルを獲得しました。この差はいったい?

まず、一番は国民の大半が貧しいということです。カースト制度で、生活苦しいのにスポーツをやる余裕がない。裕福でないと、道具を買ったり、国内や海外の遠征費を出すこともできません。日本の場合は優秀な選手に協会から強化費が出たりします。プロスポーツもあり、また、実業団もあるので、企業に所属しながら、ほぼ仕事せずにスポーツのトレーニングに集中できます。そういう仕組みがインドにはほとんどないのかもしれません。

次に考えられるのは、インドの得意種目が五輪の競技に少ないということです。ホッケーが伝統的に強いものの、近年弱体化していて、思うような結果を出せていません。
一番の人気種目はクリケットで、世界選手権など、国民はテレビに釘づけになります。
野球の祖先とも言われるクリケットは日本では馴染みがないですが、発祥の地イギリスを始め、英連邦諸国では大人気で、競技人口や国数は野球をしのぐとも言われています。

次回2028年のロス五輪にクリケットが102年ぶりに正式種目になるようです。IOCがインドの得意種目を入れることで、人口多いから、テレビを観る人が増えるのを期待しているとか。

とはいえ、球技はメダルは各一個しかないので、陸上、競泳、柔道、レスリングなど個人種目で量産することはできません。

インド政府が本腰をあげて強化すれば違うでしょう。わかりやすく言えば、五輪の開催地になるということです。暑い国なので、10月くらいに開催してもいいでしょう。

IOCが強引に開催地にしてしまうのが良いかもしれません。最近は立候補が少なく、かつて開催地がリピート開催ばかりなので、新たな地域でやったほうがいいでしょう。

それではまた。

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