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読書感想文 #57 ウサイン・ボルト自伝

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

楽しい日本シリーズも終わりましてね。

こちらの読書感想文になります。


ウサイン・ボルト自伝

ウサイン・ボルト著
生島 淳 訳

概要
2015年夏、「世界陸上北京大会」で伝説の再現をめざすウサイン・ボルト唯一の自伝。

度重なるケガとの闘い、マリファナ体験、女性関係、交通事故、ドーピング疑惑、カール・ルイスとの確執――。
陸上100メートル世界記録(9秒58)保持者「ライトニング・ボルト」が、2度のオリンピックで三冠を達成し、
「生きるレジェンド」となるまでの半生を初めて明かす。

感想
ニュースにもなった高速道路での事故で奇跡的に生還したシーンから始まり、幼少期からなぜ陸上を初めて、その後成長していく過程と世界大会デビューから故障に悩まされながらも世界陸上大阪で銀メダルを獲得し、伝説の北京五輪3冠全て世界新、その後も故障や世界陸上テグ決勝よもやのフライング、後輩の躍進の中ロンドン五輪でまたしても3冠、2013年モスクワ世界陸上までの話。
ジャマイカの自然豊かな村で、厳格な父の下で礼儀などしつけられたことが大人になって大きな間違いをしなかったこと。一流から超一流になるための苦労もあり、世界一になるには遊びもジャンクな食事も捨てる覚悟も必要だとわかります。ジュニア時代にヨーロッパ遠征でロンドンで最終便の飛行機に乗り遅れ泣いてしまうとか、なんとかホテルを用意されたものの膝に荷物を乗せて一睡もせずに翌朝まで待つ純粋な少年時代の健気さから、100メートルの世界のライバルの個性の様子まで、ボルトが五輪決勝でなぜ勝利を確信しゴール直前にスピードを緩めたかなど逸話も満載なので、テレビに釘付けになった人はぜひ読んだほうがいい内容かと思います。読む前はあまり期待していなかったのですが、偉人がこういうふうにできるのかとよくわかります。本人の努力もそうですが、コーチや家族はじめ周りの愛情などもあってはじめて世界のアスリートができるということもわかります。

それではまた。



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