生きるのを難しいと思っている人へ

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

今日は夕方前に1回目のワクチン接種をしてきました。

今のところは、心配だった副作用はでていないようで、良かったです。


さて今日は一昨日(気楽に生きていくためには)、昨日(幸せとは ブータンから)についでシリーズ最終日としての記事となります。

もうこれ以上、生きるのはしんどいと思っている人はいると思います。

「生きていれば、楽しいこともあるよ」とか、「もう少し頑張れば道が開けるよ」とか励ますのもいいのですが、なかなか当人には響かないと思います。

それくらい追い込まれているので、「生き続ければ、トンネルから出られる」という激励ではないことをしたほうが、この場合はかえってよいかと思います。


日本ではかつて自らの命をなげうった人たちがいました。太平洋戦争の末期、ほぼ負けが見えている状況で、戦闘機に使う燃料もほとんどないため、最終手段として、敵艦隊にゼロ戦で突っ込むという「特攻」の行為がありました。

学校の歴史の授業で習ったりして、そういうことがあったというのはご存知の方も多いでしょう。

しかし、実際にそういう人たちの手紙や遺品等が博物館に展示されているというのを知っている人は多くないです。


2つ程、ご紹介します。

①遊就館

東京の靖国神社内にあります。靖国と言えば以前ニュースで首相が参拝して、中国、韓国が激怒するというのがありましたが、靖国神社内に博物館があることを知っている人はほとんどいないでしょう。

西南戦争、日露戦争、日清戦争、太平洋戦争(大東亜戦争)等に関する展示がされていて、戦闘機等も展示されています。

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戦闘機等の他に、特攻隊員の遺品や遺書等も展示されています。是非足を運んで実物をご覧いただくといいです。



②知覧特攻平和会館

次にご紹介するのが特攻隊の出撃基地のあった鹿児島県知覧の平和会館です。

地元知覧町出身の語り部が特攻の歴史的背景と特攻隊員の遺書・手紙等の特色について約30~40分間解説します。

展示だけでなく、当時の様子を語り部の人が解説していただけるのだそうです。

またWEB上で、デジタルアーカイブで特攻隊の写真や遺書等を見ることができます。現地に行かなくても一部の資料が分かります。恋人へあてたもの、禅の思想、小学生が特攻隊の遺族へあてたもの、妻が娘たちと川に飛び込んだ隊員の掛け軸、少女が隊員に贈った人形などを見ることができます。


こういった場所に足を運んだりするといいのではないでしょうか。

近所になくて簡単に行けない場合は、WEBで見れる範囲で見てみるといいと思います。

現在は平和で、当時は戦時中というのもあり違いはありますが、戦況から現実的に死ににいかねばならない人たちがいて、どういう気持ちだったのか、遺書等からわかると思います。自らの意思で命を落とすことがどういうことなのか、何かがわかると思います。

その上で、ちょっとだけ生き続けてみようとか、気持ちをあげられるといいでしょう。

ちなみにボクは上記の2つは行ったことがありません。遊就館は外から見ただけで、中には入ったことないですが、いつかは行ってみたいと思います。

その代わりに豪州に暮らしていた頃に、首都キャンベラに旅行した際にオーストラリア戦争記念館というところに行って、展示されていた日本特攻隊員の遺書を読んで衝撃を受けたことがあります。以来命を粗末にしないと考えるようになりました。


それではまた。




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