アメリカの鉄道はなぜ繁栄しないのか
みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。
今日は体調がすぐれず終日自宅にいました。地元でどんど焼きがあったのですが、欠席し、手伝いもしませんでした。
今日のテーマはアメリカの鉄道はなぜ繁栄しないのか。について考えます。
他国の話ですが、決して他人事ではないと思います。
世界一の経済大国アメリカには、意外なことに日本の新幹線や欧州(TCV、ユーロスター)のような高速鉄道が少ないようです。
存在する長距離電車は国営のAmtrak(アムトラック)のみなのだそうです。
日本は逆で国鉄が莫大な赤字を抱え分割民営化を1987年にしJRとなりました。その後サービスも向上し、営業努力も実り、2005年にはJR全社合計で大幅な黒字化を達成しました。
アメリカの高速鉄道は一応アセラ・エクスプレスというのがあります。
しかしながらアセラ・エクスプレスは近年においても事故が多発しているなどがニュースになったりしています。
米「アムトラック」で事故が相次ぐ構造的理由 | 海外 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)
事故が頻発する原因は以下だそうです。
見るからに斜陽産業のようですね。
アメリカの鉄道が衰退した原因は主に航空機と自動車に市場競争で負けたからです。
例えば自家用ジェットとかも日本よりはるかに多く身近ですし、メジャーリーグ球団の選手も移動は航空会社ではなくチャーター機だそうです。
他は一部の大都市圏を除き自家用車でのドアツードアの移動が主流。道路網もとても発達しています。
先日「肩をすくめるアトラス」という小説の読書感想文を書きましたが、アメリカの鉄道事業の話でした。1920年代が舞台の小説の中でも鉄道事業は苦戦しますが、その後も衰退して今に至っているようです。
今後は人口減少や過疎化の進む日本でも高速道路が拡張されていることもあり、鉄道産業は衰退していく可能性があります。国土が狭く、人口の密集した地理的に鉄道大国の日本でさえアメリカのようになってしまうのでしょうか。
それではまた。
この記事が参加している募集
よろしければサポートをお願いいたします!!! 費用は活動費に充てさせていただきます。