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全てを賭けろ


僕は多くの本を読んできたが幾つか僕の人生のターニングポイントとなった本がある。その内の一つがこの「Zero to One」。  

その中であるべき姿は、「競合とは大きく違うどころか、競合がいないので圧倒的に独占できるような全く違うコンセプトを事前に計画し、それに全てを賭けろ」という一文がある。  

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多くの業界の古い体質は未だに改善されておらず、その張りぼての様な旧い産物が綻びとして目にする事がある。気づく気づかないはモノをみる視点が人によって違うのだろうと思うがそこが重要なのではなく、その綻びは多くの人にとってほんの些細で気にもとめない様な出来事なのだが、それが時として大きく世界を変える可能性が沢山今でもそこら中にそのまま放置されてあるという事実だ。  

結局、世の中は完璧には造られて来なかったという結果なのだろう。  

アイデアや発想がどうのという問題でなく事実が綻びとして存在しているという点が重要な奇跡なのだと僕は思う。  

きっと戦後日本の焼け野原も今の様な転換期だったに違いない。焼け野原は残酷だろうか。残酷かも知れないが同時に、未来ある輝かしい光が射している光景を日本を一代で建て直した先輩たちは焼け野原の中に視たのではないだろうか。。。


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