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カルト宗教信じてました~読書記録282~

2018年に発行された、エホバの証人を脱退した女性の体験漫画だ。

幼いころに母親がエホバの証人に入信。
4人姉弟の中で、「断れなさそう」という理由で一緒に集会に連れていかれることになったたもさん。
エホバの証人の活動を行うために、部活動をかわきりに、服装や恋愛、進学さえも自分の望み通りにはならない日々でしたが、いつか訪れるとされている楽園のために耐え忍んできました。
しかし、結婚してやっと生まれたひとり息子は、エホバの証人では禁止されている「輸血」を必要とする病だったのです…(本書紹介)


同じ日に図書館で、同じ棚で見つけ、同じ日に読んだ。
仏教が素晴らしいとか、そういうことではなしに、全くの正反対の事が書かれていると思った。

著者は、実体験をリアルに描かれているので、ジャーナリストの取材などよりもわかりやすく、切実感があった。
お母様がエホバの証人にのめり込んでしまったこと。又、エホバの証人は穏やかな感じの方が多いと私も思うのだが、何かしら引き寄せられ、のめり込んでしまう要素が多いのだろうと思った。

部活、修学旅行、就職。全てを宗教中心にしてしまうのは、自分の人生を生きていない。心を病むだろうなと思ってしまうのだ。
輸血同意書という問題も出てきた。
結局、著者は息子さんのご病気を治すべく、同意書にサインするのだが、その勇気を素晴らしいと思う。息子さんが治った事。他人事ながら私も嬉しく感じたのだ。

今現在、カルト宗教にいる方々が立ち直る事が出来るようにと願いたい。


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