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東急線御朱印巡りの旅 その1

まず、ネットでの情報だけを頼りに準備をしたのが数日前であった。

自分なりに効率よく廻り、その上、滅多に行かない場所も多しで(世田谷区なんて殆ど行かないし)、東急線御朱印巡りに参加していない寺社仏閣も巡りたいじゃないかと来る。

ということで、第1日目の順序だ。

まずは横浜駅で御朱印帳とワンデーパスセットを購入。

そして、オイオイと思ったのが、中に入っていたガイドブック。


わかりやすくまとめられているし、番号も振ってあるからチェックも出来るし、どこかの神社に行った時におかしな質問をする事もない。
ううむ。名鉄、京急は、ホームページでこれがあったし、特に御朱印帳を買わないと受け付けないとはならなかったんだよなー。

私は名鉄の御朱印帳は神社だけで、お寺は元々持っていたものにした。
京急の夏御朱印巡りは神社だけだったのだ。

と、本題からそれてしまった。
9月17日(日)朝出発。世田谷区のお寺に9時には着けるようにと。

横浜駅から渋谷駅に、その後は田園都市線で駒澤大学駅に。
え?どこや、それ?


①浄土宗如法山感応寺

感応寺さんという、浄土宗のお寺で野良猫ちゃんが庭にいっぱい。。。
の予定が、おらんやないかーい!
しかも、寺内大吉先生のお孫さんが住職をされていると聴いたのに、いない・・・(昼過ぎにご実家のお寺で御会いできた)


可愛い御朱印帳にこの猫は、庭にいる野良ちゃんみたい。

御朱印のモデル猫はこちら。

その後は、ワンデーパス損?くらいに歩いたかもしれない。

②駒留八幡神社



環七沿いにある静かな神社でした。


そして!!
松陰神社駅にて、東急世田谷線を走る招き猫電車に出会った。
なんか、縁起がいいかもしれない。
いや、縁起とかそんなのではなく、この電車可愛いじゃないか。


③松陰神社(東急花御朱印巡り第1弾!)


明治維新の立役者である伊藤博文等数多くの逸材を育てた教育者、吉田松陰先生をお奉りする神社。安政の大獄により江戸で処刑された松陰先生を弟子達が長州藩の下屋敷のあったこの地に埋葬した。明治十五年墓畔に社を築き魂の鎮座する所となる。

勉強不足で申しわけない。
実はここに訪れるまで、松陰神社の事をよくわかっていなかったのだ。
吉田松陰の松陰神社なのか、と神社に来て知るとか。はい。バカヤローです。
ネトウヨの神職の方に又「そんなのも知らないのか」「日本人じゃないだろ」と言われてしまうかも。。。

想像以上に広い敷地に、幕末時代の松下塾が再現された建物もあった。
又、面白いなと思ったのは、神社の中に墓地があるのだ。
すぐ隣にお寺があって、そこが管理してるのではないか?と思ってしまったのだがそうではなかった。
つまり、明治時代、神仏分離令後に建てられた新しい神社だからといえるかもしれない。
歴史を知るひと時であった。


④真言宗豊山派勝国寺


松陰神社から豪徳寺方面に。松陰神社からはすぐの場所にある。

詳しくは、こちらに。

⑤曹洞宗大谿山豪徳寺



沢山の招き猫はわかっていたが、外国人観光客の多さに驚いた。
かなり前から、ヨーロッパ人はキリスト教離れが進んでいると聞いていたが、禅に対する関心の高さもうかがえた。
だが!ここ豪徳寺は東京大空襲で消失後の新しいお堂に、世田谷区豪徳寺一帯は高級住宅地として固定化している。
お寺自体、鎌倉や奈良、はたまた田舎の戦争の被害を受けなかった地域とは少し違った気もする。
私の中では、豪徳寺自体はインスタ映えだの観光地化しすぎて、禅の追求とは結びつかないでいる。


⑥世田谷八幡宮

東急線宮の坂駅前にあり、大きな神社だ。
こちらも東急花御朱印巡りに加えて欲しいなと思うくらいだった。

ちょうどこの日は、こちら厳島神社の御祭りだったようだ。

こちらでその賑やかさが伝わるかと思う。
境内にいる人達、皆マスクなし。賑やかで楽しかった。


⑦真言宗豊山派赤堤山善性寺

勝国寺さんが管理する無人の寺。
といっても、とても綺麗に手入れされていて気持ち良かった。


⑧赤堤六所神社(東急花御朱印巡り第2弾!)

赤堤六所神社は、天正12年(1584)服部貞段が、府中の六所宮(大国魂神社)を勧請し、創建したと伝えられます。服部家の祈願所でしたが、後赤堤村の鎮守として崇敬を集め、明治7年には村社に列格していました。

さて。ここで私の方向感覚の悪さが出てしまったのだが。
言い訳になってしまうが、善性寺は行く予定に入っておらず、世田谷八幡宮のある宮の坂駅から赤堤六所神社に東急フリーパスで行く計画だったのだ。
駅で言うと松原駅になる。
善性寺さんと赤堤六所神社の距離、松原駅から赤堤六所神社までの距離を考えたら、そのまま歩いて行ったほうが正解だった。何を今更。
更にだ!豪徳寺駅は小田急線と東急線と2つ繋がっていると思っていたのだ。
え?小田急線だけ?フリーパス使えないやんか。
安心してください!
すぐ目の前。徒歩1分の場所に東急線山下駅がありました。
今、パソコンでGoogleマップを観ると、善性寺から歩いて行った方が良かったような。。。


豪徳寺駅周辺、世田谷八幡宮周辺の喧騒から外れ、静かな空間であった。
落ち着いて参拝出来た。


東急線にて松原駅から世田谷駅へと。

⑨真言宗豊山派円光院(東急花御朱印巡り第3弾!)

世田谷区は真言宗だと豊山派が多いのだろうか。
こちらもそうである。
明治時代の廃仏毀釈の影響を受けて潰れそうになったものの、なんとか復興し今に至る。
そんな寺院だ。
境内も丁寧に手入れされていた。
弘法大師様の像が素敵だった。

⑩浄土宗護国山大吉寺

境内にある稲荷神社
寺内大吉先生のお墓

大好きな直木賞作家・寺内大吉先生の実家でもあられる。
お孫さんは感応寺で会えなかったのだが、なんと!こちらで会えた。良かった。
隣というか、境内には大吉稲荷神社がある。
多分、江戸時代までは神仏習合で一緒に管理され拝んでいたのではないだろうか。
若宮八幡宮の方たちがお祭りの為か、そこに集っていた。
現在はやはり神社が管理されているようだ。
23区は厳しいのね、と思う。
寺内大吉先生のお墓にも案内して頂けて感謝だった。
歴代のお寺の僧侶の墓となっており、「超誉上人」と彫られていた。
寺内大吉、本名である成田の名はない。
案内して頂かなければ絶対にわからなかったと思う。
来られて感謝だった。

そこから少し歩く。

⑪日蓮宗宝樹山常在寺(東急花御朱印巡り第4弾!)

立派なお寺だ。

イボ取り地蔵様

書き置きの花御朱印巡りのものだけではなく、御首題専用の御朱印帳に御首題も書いて頂いた。
やはり東京大空襲で焼け、その後の目覚ましい復興を遂げた街のお寺という感じだ。
新しく合理的で素晴らしい。
だが、その中にあって、駐車場にあったお地蔵様。
それは歴史を感じるものであった。
江戸時代からあるというイボ取り地蔵だ。
お寺の住職、修行僧の方たち。皆親切で気持ちよく参拝させていただいた。


さてさて、この後、目いっぱい御朱印受付時間まであちこちに行こうと思ったのだが、体力の限界が・・・
どこかで歩きながら食べようと持ってきたパンは結局食べるどころではない暑さであった。

この後、三軒茶屋から二子玉川を廻り、最後は自由が丘と予定していたのだが、もうアカン・・・帰る・・・
やはり老いを感じる。


と、世田谷駅から横浜駅に戻るには、三軒茶屋駅から渋谷駅に出て東横線が普通なのだが、何をボケたのか。
三軒茶屋駅から二子玉川駅に行き、自由が丘駅と乗り継いでいたのだ。

もうこうなったら、自由が丘駅で下車してやろうやないかーい!


⑫自由が丘熊野神社(東急花御朱印巡り第5弾!)


都会の真ん中にあって、そこだけ浮いた空間という気もする。そこが神社の良い所なのだろう。

実は、30数年前、大田区の風呂なしアパートに住み、この辺りにはよく遊びに来ていたのだ。自由が丘という名前にも魅力を感じていた。
だから駅周辺は知っているはず。という思い込みたるや砕かれてしまった。
再開発が半端なし。全く知らない街となってしまった。

だが、しかあし!
そんな中、懐かしい店を発見!

ケーキ屋Mozartだ。
懐かしくて、ケーキを買ってしまう。

しかし、私が元々買っていた店舗ではなかったようだ。

そうか・・・
すっかり、時代に取り残された老人であったか。
ついでに言うと、帰りの東横線で立っていたら、武蔵小杉駅にて
「座りたい」という小学生の男の子に父親が
「おばあさんに譲りなさい」とな。
小学生。
「どーぞ」と私に。
ううううう。ま、仕方ないか。仕事からしてデスクワークや販売なんぞできなくなってるしね。

という事で、今日はこれくらいにしといたる!
と、殆ど、東急花御朱印巡りの場所には行ってないですやん。
ま。大吉先生のお墓参り、豪徳寺の招き猫。そんな所に行けたから良かったのだ。

で、ケチケチ婆さんとしては収支決算を。
東急フリーパスが780円。

横浜駅から駒沢大学駅   347円
山下駅から松原駅     160円
松原駅から世田谷駅    160円
世田谷駅から自由が丘駅  387円
自由が丘駅から横浜駅   288円
合計           1,441円

よし!満足じゃ。

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