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愛猫ルカの想い出 横浜市南区 日蓮宗栄玉山常清寺 私の百寺巡礼79

これは、百寺巡礼というよりも、10年以上もの、私と息子の想い出の話になってしまうかもしれない。




久保山墓地の前にある日蓮宗の常清寺。
加藤清正公が祀られているのだ。

元々は、中区長者町にあったものが移転したのだ。


ちなみに、このお寺のすぐ近くにある浄土宗の「吉上山光明寺」は、吉田茂元首相の家族が創建。吉田茂家の墓地もあり、吉田茂の墓は目の前の久保山墓地にある。

こちらの常清寺に深く関わりのある、吉田氏も吉田茂元首相の一族だ。


息子がまだ小学生の頃の話だ。
当時、虐めが原因で公立小学校に行けなくなった息子は、横浜市西区の教育委員会の女性から「発達障害のアスペルガーだから」と判断され、関内にあった施設に通うことになった。
勉強はというと、中学受験専門の、神奈川県民ならリュックを背負う小学生を見かけるだろう、N能研という塾で学んでいた。
「以後よく広まるキリスト教♪」
これは、ザビエルが日本に来た1549年の年号の覚え方だ。
トップクラスの子は、公立中学よりもレベルは高かったと思う。

で、その施設に通う為に、2人で市営バスに乗るわけだが、そのお寺はバス停近く。久保山火葬場、久保山墓地の前にあった。
お寺通りでもあり、浄土宗のお寺に大好きな童門冬二先生が講演会に来られたり、大好きな通りでもある。


私たちの目的は、そのお寺に飼われていた黒豚の花子ちゃんだった。
可愛くて人懐こいのだ。
お寺の
人曰く、ミニブタなのに、こんなに肥ってしまったらしく。


そして、そこの庭には沢山の野良猫がいた。多い時には20匹以上いたかもしれない。

お寺にいた頃のルカ。何かの感染症だったようだ。

もちろん、野良猫であるから、人に対する警戒心があるのだが、その中で、人懐っこい仔猫がいた。

この赤トラのメス猫をお寺の方から貰い、ルカと名付けた。
後で、赤トラのメスは、三毛猫の雄と同じくらい希少価値があると聴いた。

何故にルカと言うかというと、当時、私が通っていた病院が東京築地にあった聖路加国際病院であったからだ。
当時、2人でカトリック教会に通ってもいたのだった。



我が家に来てからのルカは、獣医さんでの治療とキャットフードに安全な寝場所と、可愛くなっていった。


4歳上の、先にいた雄猫と相性がよく、いつも一緒にいるようになったのだ。


そんな2匹だったが、寿命で仲良しの雄猫が死亡。後を追うように亡くなってしまった。


サヨナラ。

うちに来て10数年。本当に大切なひと時をありがとう。


今でも、このような猫がいるお寺。たまに、保護猫ボランティア団体のメンバーが引き取っている。
どうか、この猫たちがルカのように、健康で安全に暮らせることを願ってやまない。

日蓮宗栄玉山常清寺
横浜市南区清水ケ丘231
京急線黄金町駅 または、JR保土ヶ谷駅より 横浜市営バス32番で聖隷病院下車。

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