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俳句まとめ 2024年5月

ホトカミだのインスタに投稿した俳句をまとめました。
5月版です。


伊勢原市・曹洞宗龍泉寺さんに参拝しました。
山の上にあります。バス通りの道を挟んで、宗源寺さんと曹洞宗寺院が向かいに位置する感じで、どちらから観る景色も素晴らしいです。
境内は緑に覆われ、自然を味わいました。

青葉冴え 地蔵菩薩と 山深き


駒込駅から徒歩5分。駒込妙義神社に参拝しました。
大田道灌を助けた黒猫が勝ち守り、招き猫として、祀られています。

日本武尊が東征の折に陣を敷いた地に、白雉2年(651)神社を建立して尊を祀ったと伝えられる。太田道灌は文明3年(1471)の古河公方・足利成氏との戦いに際して戦勝を祈願し、見事に勝利を収めた。その後の豊島泰経や千葉孝胤との戦いでも当社に祈願し、勝利を得たことから「勝負の神様」「戦勝の宮」として信仰を集めるようになったという。
勝負の神さま。なんと!狛犬ならぬ狛猫ニャン。新宿区には幾つか、大田道灌と黒猫の伝説があるが、ここ駒込もそのうちの1つであるらしい。訪れるまで猫さま神社と知らなかったアホです。

新緑や 黒猫守りし 江戸の町


城官寺は、三代将軍徳川家光の病を治して信頼を得た山川城官貞久がこの寺に入り、平塚神社ともども再興したとされます。徳川家の侍医・多紀桂山一族の墓があり、東京都指定史跡となっています。(北区ページより)
山門にかかげられた「平塚山」は、城官寺三百年を記念して書かれた当時の内閣総理大臣 田中角栄氏の筆によるもの。

御朱印は本堂の前に書置きで用意されたものを自分で日付を記入する形だ。
ずっとお寺を廻り思ったのは、お寺は個人の家という感じがしてしまい、声をかけるよりも、こんな形の方がありがたく感じるのだ。

田中角栄氏が内閣総理大臣の時に、山門の字を書いたということであるが、真言宗寺院では田中角栄氏の話を聞く事が多い。
田中角栄の達筆な字に見惚れつつも、今の増税総理はどうなんだろう?と比較してしまうのだった。

ツツジ共に 過去から今へ 手を合わせ


埼玉県狭山市にて。
Googleマップの指示通りに歩いたら、舗装されていない畦道でした。
喉が渇いた。お茶が飲みたい、と思いながらもコンビニのある県道から外れてしまい。
本川越駅のショッピングモールにて購入した狭山茶を家で飲んでます。値段も手ごろで美味しい。

茶の若葉 畦道歩きし 狭山路よ


狭山市 徳林寺さんの観音堂は少し歩いた場所にあります。
石段を登ると白衣観音様が座しておられます。
さすが、狭山市!周りはお茶畑が広がっています。
入間川全体を見守る観音菩薩に手を合わせました。

若葉茶や 菩薩見守る 入間川


戸塚駅より徒歩15分ほど。
浄土宗来迎寺さんに参拝しました。

住宅地の中に静かに存在するお寺である。
高速道路の下にあるというのに感じさせない静けさがあった。
戸塚七福神巡りの1つ。寿老人を祀っている。
ここで初めて寿老人は身長が90cm?と知る無知な私であった。

ここのところ、何故か引きこもり、どこにも出かけずにいたが、五月晴れの空とツツジの花に元気を頂いたのであった。

ツツジ寺 街の喧騒 消え入りし


大麦の穂に東海道線。

薫風や 湘南向かう 線路沿い


秩父札所20番の岩之上堂です。
お寺ではなく、内田家という秩父の昔からの名主さん(国の文化財にもなっているお宅)の個人の所有物なんだそうです。

岩之上堂は、その名のとおり荒川河岸の崖上にある。「観音堂」は三間四面方形造りで流れ向拝を付けている。本尊の「聖観世音菩薩」は、平安時代の作と伝えられ、優美で穏やかな姿をしている。現在の観音堂は江戸中期の造営と思われるが、元禄年間に内陣の補修、宝永年間に彫刻の補修を経てきたもので、唐模様系統の建築で優美な造りである。昔、川向こうに住む母の安否を尋ねて増水した荒川を渡ろうとした孝行息子を、この岩之上堂の聖観音が童子に化身して舟を漕ぎ渡してくれたといわれている。観音堂の周囲は春のコブシやサクラ、初夏のツツジ、秋には紅葉など、さまざまな季節の花が彩る。

昔は、願成寺といわれ大きな本堂の寺であったが、永禄の兵乱により焼かれ、本尊は仮堂に安置された。その後、内田家の祖先が建造した。現在も内田家個人所有の観音堂である。堂内には、本尊「聖観世音菩薩」が安置されている。

岩上に 聖観音覆う 芍薬よ


秩父札所19番の龍石寺さんです。

この堂は、大きな岩盤の上に建てられ、七間半四面の大きな堂である。内まわり中央に四天柱を建て周囲を虹梁でつなぎ、その背面に本尊を安置している。
堂内には、閻魔をはじめ十王像など冥途の恐怖を強調するものがある。また、三途の川の脱衣婆(だつえば)をまつる三途婆堂もある。本尊は、千手観世音坐像、像高49cm、寄木造り室町時代の作である。
(秩父市のページより)

岩の上にお堂が建てられている。ネットで情報を得ていたものの、実際に観ると圧倒される。そんな場所だ。
対応してくださった男性に色々と話を聴けた。
ここは、檀家を持たない昔のお堂を遺しているお寺であるとのこと。
すぐ目の前にある宗福寺さんが管理していて、その方は檀家さんで当番で管理、巡礼の人に御朱印書き等をされているとの事。
よくよく伺うと、現在は無人のお寺も多く、札所として残しているものは、札所連合会のメンバーや近くの寺が管理しているらしいのだ。
普通に、住職一家が住んで家族が対応と考えていたのだが、そうやって後世に残す!そんな想いを見るのであった。
その男性に宗福寺さんの場所も教えていただき、感謝であった。
縁てあると思うのだった。

ツツジ白 岩と同化の 御堂かな


秩父市・廣見寺は、明徳2年(1391)天光良産てんこうりょうさん禅師によって開かれた、秩父地方の曹洞宗最古の寺であります。

アヤメとツツジが美しかったです。

アヤメ咲く 秩父禅寺 しめやかに


秩父市 中蒔田椋神社です。
雲1つない快晴でした。
山の緑が生き生きとしています。

御朱印は箱に入れてあり、賽銭箱にお金を入れる方式です。

新緑や 深き山あい 神社あり


桐の花 秩父連山 推しまくり

ピンク色の艶やかな桐の花です。秩父市。秩父橋の上にて。


利根川沿いにはツバメが多いのです。
駅にもツバメの巣がありました。

無人駅 ツバメ飛び交う 上州路


群馬県高崎市。上信電鉄沿いを歩きました。
道の両側が麦畑。青々とした様に癒されました。

青麦や 路線と共に 走る風


馬県前橋市にて。
藤の花が見事でした。

藤花や 対をなすかな 利根川よ
利根川と 織りなす深き 藤の花

群馬県前橋市 天台宗徳蔵寺さんの庭のモクレン。
この季節ならではの喜びですね。

木蓮や 菩薩と共に 艶やかに

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