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小欲知足~読書記録34~

「小欲知足」とは、仏教用語で、少ない、あるもので充分。満足する事。

2013年に発刊された、宗教学者・島田裕巳先生の「プア充」は、フィクションであるが、先生の体験が元になっている。1995年のオウム真理教地下鉄サリン事件の後、テレビ出演された先生は、「オウムを擁護した」と非難を受け、大学を辞めることとなった。

プア充

プア充では、主人公30歳の西野君の大学時代のゼミの島崎先生が島田裕巳先生だと思われる。

現在の日本の経済はもう上げどまり感を感じる。資本主義とは、常に成長、利益。これを追い求めるもので、常にプレッシャーを伴う。人は使い捨て。会社の為に頑張り、身体を壊す、自分の時間を無くす。これは幸せなのだろうか?

「プア充」=「小欲知足」

昔は、いつ死ぬかわからないから今を生きることが普通だった。長生きする時代になり、老後の資金や孤独死などを想像して不安になる。年金制度も最近のことだ。国民年金法が昭和34年に出来、昭和36年から支給が始まった。
けれども、今を生きる事を考え、あるもので足る事を知るとストレスも減ってくる。仕事は生きていくものと割り切るのだ。
お金がなくても出来る趣味も必要で。島田裕巳先生は、収入が減った時に、歌舞伎鑑賞にハマったらしい。と言っても、歌舞伎は高いので、テレビのCS放送でだ。

3つのポイント
1、外食をしない
2、規則正しい生活をする
3、ストレスをためない

これらは経済的観点からも良い。規則正しい生活を送ることで無駄がなくなる。

私の今後の生き方としたい。



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