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みまもり観音に手を合わす 江東区 浄土宗不虚山当知院重願寺 私の百寺巡礼110

周りは神社が多い中に、目立つように1つの寺院があった。
それが重願寺であった。

重願寺の山門は、「重願寺開創400年記念平成大復興(平成12年)」の一環として建立されました。
當山では、寺院建築の象徴といえる伝統的な技法を用いた山門の建立を念願していたところ、法相宗 大本山薬師寺・安田暎胤管長のご好意により、薬師寺の「講堂」(教場)に使用されていた由緒ある木材を用材として頂戴することができました。 薬師寺の「講堂」は、寛政7年(1795)に重願寺が創立の地日本橋馬喰町より現在の地・猿江に移転したのと同時期に建立された歴史ある建物で、その用材の樹齢は400年に達します。
建築にあたっては、宮大工牧野重義棟梁(東京足立区在住)にお願いし、約8ヶ月の期間を経て「四脚門形式の山門」が完成。大和の郷にあった歴史ある建物は、牧野棟梁の手によって柱の1本1本に繊細な彫刻がほどこされ、500キロ離れた江戸の地に「山門」として蘇りました。
この山門は當山の寺宝として、檀信徒の皆様、地元の皆様と末永くご護持していきたいと念願しております。(境内掲示より)



こちらのお寺は、何と言っても、境内中央にある、みまもり観音であろう。
私が訪れた時に、観音様に手を合わせている方がおられた。

創建は江戸時代であるが、明治期以降、関東大震災、東京大空襲などを経ての今がある。
己の事ばかりでなく、他者の事やら、国の事やら願う為に手を合わせたくなる観音様であった。


浄土宗不虚山当知院重願寺
江東区猿江1-11-15
都営地下鉄新宿線・東京メトロ半蔵門線・住吉駅から徒歩3分

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