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奥鬼怒を歩く

奥鬼怒温泉郷の1つ。加仁湯。


8月30日に泊まった時点では雨であった。
というか、神奈川県内が警戒区域の大雨で東海道線も動いていない助教で、駅まで歩くのに靴下が濡れて、浅草駅から先は、もう歩けない状態であった。

翌日は・・・
晴れとるやんかー!の朝6時前。
ということで、宿の送迎バスには乗らずに、路線バスのバス停まで歩くことにしたのであった。
そうと決めたら、急げーーーー!
9時50分が路線バスの出発時刻だ。約8㎞の道。7時半から食事なので、早めに風呂に浸かり、荷物をまとめて食事が済んだらチェックアウト。
8時過ぎに宿を出る事にしたのだ。
尚、年配の料理人の男性が言うには、
「バスの後ろに乗ったら揺れるよ。前に乗らないと」と。
ううう。けれども、その時には、日帰り入浴の方々でバスが満員で時間も押し迫り後ろしか空いてなかったのだ。

景色を楽しむ。それが歩くことの醍醐味である。昨日は雨の中、揺れる送迎バスに必死でしがみついていたので、全く余裕がなかった。

見よ!この石ころゴロゴロ。こりゃ、車が揺れる。

そして、歩く事の魅力は、自然に触れることであろう。
都会では見る事の出来ない植物に出会える。
端的に言って幸せ過ぎる。

アキノキリンソウ
タニソバ
紫蘇
白樺林
下の紅い実はオカメノキ
ススキ
ウツボグサ

今年初めてのススキであった。

初薄 乙女は歩く 奥鬼怒よ


道は、スーパー林道1本のみ。迷うはずはない。
のだが、やはり不安にはなるもので。。。
と、頼みのGoogleマップに確認を。
なんやねん!インターネットに繋がりません。。。って、格安SIMやけど、docomo回線やで。
ということで、たまたま出会ったのが、工事中の東武建設の工事の方たち。
バス停まで合っているのかの確認をした。
大丈夫。良かった。
「加仁湯から?何時に出て来たの?」
「速いね。俺ら、普段、歩かないんだわ。ゴメンね、ゴメンねー」
やはり、栃木弁であった。


と、宿の送迎バスに追い抜かれてしまったじゃないか。
ヤバイよ、ヤバイよ。

ということで、裏ワザ発進!ここのスーパー林道は曲がりくねった峠なのだ。崖を下りることによって、かなりの近道になる。
ハイジャンプするぞ、するぞーー。

バス停近くの紫蘇が良い香りであった。我が家の庭にもあるが、全く香りがないし、こんなに瑞々しいものではない。
摘んで帰って紫蘇ジュース作りたい。イヤ、何株か欲しい。
と思いながらもバスの時間を気にして我慢した。


バス発車時刻、約10分前。無事に到着。
昨日と同じ運転手さんであった。

山は歩くもの。楽しいひと時であった。
バス停の近くには沢山の山菜。
来年、又、来ます!!


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