なんで銭湯なのか（きっかけ編）

なんで急に銭湯ブログを始めたのか。
決して銭湯ブログと言うわけではないのですが、
前に書いていた日記的noteとは別に
新noteを設立することにしたきっかけの一つが
銭湯であることは間違いないので、
理由について書こうと思います。

シャバット Sabbath

ユダヤ教の【安息日】と言われるお休みで、
週に1回、金曜日の日没から土曜日の日没までは、
一切の労働が禁じられているそうです。
公共交通機関も止まる他、
やってはいけないことは細かく決まっているそうな。
ただ休むだけでなく、神様とのつながりを感じ
感謝する、そんな日だそうです。
"ユダヤ人が安息日を守ってきたのではない。
安息日がユダヤ人を守ってきたのだ。"
という格言すらあるそうで、
英語で調べてみたら、シャバットに関する格言は
他にも山ほど出てきます。

何で急にシャバット？

「えっと、なんで急にユダヤ教のお休みの話になったんでしたっけ？」
と思いましたよね。
ちゃんとその理由も説明しますのでご安心ください。

私はフリーランスで、いくつかの仕事をやっているので、
基本的に休みはありません。
特に2023年はほぼ毎日、
数時間でも何かしら仕事をしていました。
でも、それが特に大変だとは思っていなかったんです。
むしろ、好きなことをやらせてもらっているし、
時間があるときに仕事ができるし、
1日中根詰めて働くより、
終日休みがなくても、分割して仕事を進めていくのが
楽だなと思ってました。

あえて調整して仕事を入れない日もありましたが、
友人と終日出かける予定やイベントを入れていたので、
だいたい外で遊んでいました。

昨年後半は特に、公私ともにスケジュールが詰まり、
時間が取れる日は回復のためとにかく寝ていました。
忙しくも充実した、そんな生活を気に入っていたので、
2024年も同じように、いやそれ以上に頑張って、
もっと経済的に豊かになっていこう！
と、年末に固く決意していました。
そんな中、最近、ユダヤ教にシャバットと言うお休みがある、
と言うことを知ったのです。

ユダヤ人の方には、著名な方も大勢いらっしゃいますし、
お金に縁がある方が多い印象です。
そんなすごい方々でも、週に1回は休んでいるんだ、と。
（私がイメージしている方々がユダヤ教なのかどうかまでは知りませんが）
ということは、私も週に1回は無理でも、
月に1回本気で休めば、
もしかしたらお金とすごい縁が生まれるかもしれない！！
という、非常に世俗的な思い付きと、
決意すれば1日中休めるかもしれない！と、
たぶんちょっと疲れてきていたんでしょうね。
「なんかよさそうな気がする！」という思いで、
ユダヤ教でもなんでもないですが、
考え方として、月1シャバットを採用することにしたのです。

銭湯に辿り着くまで

採用する、といっても、実際のシャバットには、
「火を使ってはいけない」等
細かいルールがあるので、
あくまでもアレンジしたマイシャバットです。

1日休むにあたって私が決めたのは、
　・あらかじめ休む日を決める
　（予定表に「休む」と書き込みました）
　・とにかく仕事をしない（PCを開かない）
　・友達と遊ばない（完全に1人で休む）
　・普段できないことをやる
でした。

「掃除をしたら労働かな～？」なんて思いながら、
1月14日のシャバットがスタートしたわけですが、
1日ほぼ1食の私は、昼にはもうやることがなくなりました。

迷った私はやりたいことを考えました。
すると、
「見たいのに見てなかったアニメを一気見する」と
「温泉に行ってみる」
の2つが出てきました。

引きこもりなので、よっぽどアニメを見ようかと思いました。
ときどき「温泉旅行に行きたい」と思うことはあっても、
日帰りで一人で、しかも日曜日に、
は、億劫でめんどくさがりな私は、普段は絶対やらない。

「時間はあるし、一応近所で温泉を探してみよう、
見つからなかったらアニメを見よう」
と、アニメを見る方向性をしっかり目に残しつつ、
近所に温泉がないか、探してみたのです。

探してみると、温泉のほかに銭湯もいくつか出てきました。
私は東京都大田区在住なので、幸いなことに、
近辺に温泉がある銭湯が多かったのです。

『あんまり昭和っぽいところはハードル高いよ？』
と思って、Googleマップの口コミを見ていると、
おしゃれな銭湯もいくつか出てきました。
大きな施設まで行くほどではない。
『昼間からやってるとこある？』
「ある！（昨日の記事のますの湯さん）」
『電車に乗るのは面倒だよ。歩くとどれくらい？』
「30分。歩けないことはないね。」
『でも寒いよ～～』
「家にいても寒いし、歩いて行ってみようかな」
『どうせ夜には体が冷えてお風呂に入るのに合理的じゃないよ』
「夜は湯船につかるだけにできるから、時短できるよね」
と、究極にめんどくさがりの自分との一通りの対話を経て、
「アニメは普段でも見える。
せっかく1日中休みだから普段やらないことをやってみよう」
と決め、いそいそと準備して銭湯に行くことになったのでした。