地球の遊び方~Sha-Labyrinth~レバノン編③ ビブロスその2 遺跡群/ローマ円形劇場
岬の突端まで来ました。
二年半ぶりにふたたびこの地に立てるとは、胸がいっぱい。
ひばりが鳴いて、穏やかで平和な岬です。草の香りもします。
ここにあるローマ時代の円形劇場の客席に座ると、なんとこの景色がステージの背景になるのです。
絶景の地に劇場を作ったのですね!
どんな演目が上演されたのでしょうか?
ステージの幅10メートルほどの小さなお気に入りの円形劇場です。
ここで踊りました。
この猛暑の中では、誰もここまで歩いてこないのです。贅沢な気持ち。
アカンサスの葉の装飾は、ローマ時代の建物である証。
綺麗ですね!
ステージの下の部分にはファサードがついています。
アップで撮影。
ステージ脇にあった木陰。炎天下では長くは立っていられません。
木も枝を揺らして迎えてくれました。私のことを知っているような気すらしました。ここでしばらく海を見つめて。
満たされた気持ちでいっぱい。
ビブロス。港町として栄えた世界で一番古い都市のひとつ。
まだ緑豊かな大昔、レバノン杉の木材は遠くエジプトまで運ばれ、王や王女、神官達の棺となったと、後に友人が教えてくれました。
やっと子供が現れて写真を撮ってくれました。暑さのせいで真っ赤。
遠くから見るとピンク色に見えたのはこの花、夾竹等。炎天下、咲き誇っていました。
花の枝をくぐって歩きました。
乾いた地面には、花びらが絨毯のように広がっていました。
それから、撮った写真のなかでも最も好きな一枚のひとつ。
海へと続く道。
このあたりは新石器時代から中世まで、何千年にも渡って人が生活した厚い層が重なります。ここに立つといつも何かを感じます。
向こう側にわずかに見えるビーチでこのあと泳いだのも夢のようです。
とうとう遺跡の入り口にやってきました。
お城は博物館にもなっていて、この場所で発掘された展示品を見ることができます。
お城のてっぺんから岬を眺めます。
広大な遺跡群です。新石器時代から中世までの地層と遺跡が積み重なっています。
この通路をくぐると岬に歩いていけます。ワクワクする瞬間です!
ほんの少し残っているローマの神殿の柱。
四角の建物が見えますが、これが先ほどまでいたお城です。
次回は、レバノンのスイーツをご紹介しますね。
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