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青識亜論氏へフェミニストの薦め

北極生まれのゼラチンペンギンだよ。
青識亜論氏のnoteに公開された『「萌え絵批判」はなぜ燃えるのか――私たちが怒る本当の理由』を読んだよ。読んでいない人は読んでほしいな。

https://note.com/dokuninjin7/n/n7ce1f56328e5

Twitterのフェミニスト歴1ヶ月の一人として反論するよ。

きっと読まれた後に、皆様にこう指摘されると思うけど『お前がそう思うならそうなんだろう。お前の中では』そんな事は分かっているよ。個人的な感想だよ。

オタクのお気持ち

まずは青識亜論氏の引用から。

 「それは、私たちが愛する、人格と記憶の根底に位置する文化、私たちのアイデンティティの一部ですらあるものを否定されたことに対する、怒りの感情だ。

 萌えという文化を深く理解して、受け止めてくれている赤十字への侮辱であり、献血を通して作られた結びつきと歴史への冒涜だと感じられたからこそ。

 私たちはかくも深く怒ったのだ。

 その怒りを、お気持ちを、しっかりと口にしよう。

「私たちは公共空間に現れていいのだ」

「私たちは、隠れて生きる必要などないのだ」

 言葉にしなければ誰にも伝わらない。」

引用:青識亜論『「萌え絵批判」はなぜ燃えるのか――私たちが怒る本当の理由』

宇崎ちゃんPRポスターが燃えた時の、オタク側の気持ちを代弁したセリフ。ぱっと読んだけど、特に反論する箇所がない。

オタクとして、社会から疎ましく思われてきて、漸く現代において臆することなく表現できるようになって良かったという話。

あれ・・・・・

・・・

・・

なんかフェミニストと一緒のことを言っていない? 

オタクを女性に置き換えたら、そのままフェミニストの発言でもよくない?

「萌え絵も受け入れられるべき多様性」

また、青識亜論氏からの引用

 「だが、今や表現の自由から次の段階に進み、積極的に公共的意義を肯定している私たちは、胸を張って次のように述べればいいのだ。

「公共空間であるからこそ、あなた方の単なる嫌悪で排除させるわけにはいかない。なぜなら、萌え絵も受け入れられるべき多様性だからだ」

 と。

 そうすると、フェミニストはあれこれと理由を並べて、自分たちが不愉快な人々を排除することは、正義の原理に合致するという論を展開するかもしれない。

 だが、そのときにこそ、私たちが手慣れてきたあの「反転可能性テスト」を行えばいい。」引用:青識亜論『「萌え絵批判」はなぜ燃えるのか――私たちが怒る本当の理由』

正直、反転可能性テストがどういうものかはよく分からないけど、ただ単にオタクと女性という社会に圧迫されてきた人達だから置き換えやすかったのではないでしょうか。

それよりも、この多様性という言葉こそ、フェミニストの求める所であり、フェミニストが求めているものではないでしょうか。


フェミニストの求めるもので検索したら以下のようなものが出てきました。

「・自分らしさを追求することも考えられるようになる1990年代から現代1990年代に入ると、新たなフェミニストが現れます。それは多様性を認めるフェミニストです。それまでフェミニストと言えば、従来の女性らしさという固定観念に疑問を抱き、女性の社会進出を主張する社会の批判者でした。それが1990年代になって、アメリカを中心に、フェミニストが社会に翻弄されていた女性の地位向上だけでなく、性別・人種・価値観などの違いを認め合う社会を主張するようになったのです。」引用:美人のマネ活『フェミニストとはどんな人?知られざるその定義や意味とは?』

つまりは現代のフェミニストはオタクなどの価値観の違いを認めあうものに変わってきていると思います。それはエマワトソン氏が国連でフェミニストに語った際も同じようなことをいってました。

なので、青識亜論氏がオタクを認めあうような社会の多様性を求めるなら、今後はフェミニストを名乗ればいいのです。フェミニストは一人一派ですから、個々の違うことは当然なのです。批判も賛成もあって然るべきです。

フェミニストがオタクにひどいことを言った?

「上野千鶴子氏は、かつて非モテのオタク男性に対して、「ギャルゲーでオナニーして死んで行け」と述べた。」引用:青識亜論『「萌え絵批判」はなぜ燃えるのか――私たちが怒る本当の理由』

ならばフェミニストとして、フェミニストを批判すればいいのです。フェミニストがフェミニストを批判したらいけない理由などないはずです。

そうやって、個々の違いを認めあう事、一人一派であることを認めあう社会こそが多様性のある社会と言えるのです。

その多様性のある社会の実現それこそがフェミニストが求める世界なのです。

ということで、レッツフェミニスト!


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