【実体験】障がい者オバサンWebライター修行中!後編!

*わたしに送られてきた指令とは?*

ある日スラックでメッセージが入りました。

クラウドワークスのスキルテストの通過をお願いします。
Webライターのスキルテストになります。一旦3級までだけで大丈夫です。
サイトの同じ位置に動画があるのでメモを取りつつ見ると「スグ」に受かるようです。

from ブチョー         
(「」は筆者のもの)

Webライター3級検定合格せよとの指令です。
それはいったいどういう物なのか?早速添付されてたURLを開きサイトを調べると、
クラウドワークスが独自に行っているライティングスキルアップのための検定で、
まず3級からはじまり2級、1級と上がっていくにつれ仕事依頼率もアップするというもので、3級は無料で受けられます。

「Webライター検定3級対策講座」の動画を視聴して学習を始めるにあたり、 受験の傾向と対策を調べたところ、

合格率5%!!

なんじゃそら!「スグ」ちゃうやん!公認会計士でも合格率8%やぞ!信じられんわ!と
パソコン画面にツッコミを入れるわたし。
(ちなみに保育士(国家資格)は合格率20%難易度B)

いや待て待て冷静になれ。さらに色々調べると、
皆さん勉強もせず気楽に受けてバタバタ落ちるからこういう数字になるらしいです。
動画を見ただけで一発合格した人もいれば、何度受けてもなかなか合格せず諦めた人など
色々なケースの人たちがネット上で記事にされていました。 そんな中で受験のポイントとしては、

・試験はマークシート式
・きちんと動画を視聴して勉強すること。
・勉強したことを暗記するのではなく理解を深める必要があること。
・中学校の国語くらいの文法は身に着けておくこと。
・基本的なライティングのルールを知ること。
・ライティングの流れを知るために本を読んで学習すること。

それらを心得てわたしの受験勉強が始まりました。

*やってもやっても頭に入らない。障がいと加齢との戦い*

動画を視聴してちょっとメモをとる程度で良いのか…と思っていたら大間違い!
繰り出される情報量にビックリしてしっかりノートを取り始めました。
今読み返しても驚くくらいしっかりしたノート作りをしています。
そうかそうかと思いながら、人生の中で一番国語の勉強をしているなぁと思いつつ
日々受験勉強に取り組むのですが、ノートを作って学習しても、
やってもやってもやった事が頭に入っていない。
なんでやろ・・・とぼやいていたら、
隣で仕事をしている元クスリ屋のおっちゃんK氏に、
今わたしが治療のために飲んでいるお薬には
「記憶障害の副作用があるで~」と教えられやっぱりそうかと、
自分が障がい者であることをつくづく思い知るのでした。
でもそんな障がいがあるからこそのエネルギーと発想もあるのです。
わたしの障がいは広汎性発達障がいと双極性障がい。
宮澤賢治と同じと言えば聞こえが大変よろしいですね。

記憶の問題は加齢も多少は影響があるかもしれません。
障がい、年齢のハンデキャップはあるけど、
なにはともあれ目標に向けてベストを尽くす事に。
講義動画を全部視聴してノートを読み返して勉強して、
周りの人たちにも励ましてもらい、
準備OKで受験したWebライター3級検定。
その結果は!

不合格!!ガク~!!

「検定落ちたー!」とみんなに伝え、書き起こした試験問題を見せると、
「これは難しいわ!」という声が上がりました。
隣のおっちゃんによると、
「ADHDのケアレスミスもあるかもしれへんで。ぼくやったらこんなんよーせーへんわ。」
と言ってもらい、周りのみなさんが明るく接してくださって、
わたしの気持ちも明るく軽くなり酷い落ち込みにはならずに済みました。


*受験を終えて*

こうやってわたしのWebライター3級検定試験は不合格となりましたが、
全く身につかなかったという訳ではなく、
ライティングのイロハの「イ」くらいは学習し実践に生かせてるのではと思います。
今は事業所内からの依頼文を書いたり、
クラウドワークスのタスクをコツコツこなして実践しながら勉強する日々です。
この学びを生かして良きところでまた受験したいと思っています。

shekehandsの事務所はビルの2階にあります。
入ってすぐのところに急な階段があります。
それを見るとこの階段が大きな障がいに見えてしまいます。
でも良いんです。
自分の足で昇り降りが難しい人にはリフトや介助者の介助で昇り降りが可能です。
わたしは心理的な問題で階段の昇り降りがとても怖いです。
でも階段には手すりがあり、それを持ちながらゆっくり昇り降りすれば良いんです。
自分のペースでたどり着き、扉を開けるとそこに自分の可能性がある。
そして仕事を終えてそれぞれの方法で家路につく。

障がいもあって未来もある。
わたしのWebライター修行はこれからも続きます。


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