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好きだけど読めない、読書

私は文庫本を買うことが好きだ
○○論と書いてあるとワクワクする
明治辺りの作品が好きだ
変わったタイトルの本が好きだ

本屋に行くとワクワクする
背表紙を眺めてビビっと来たものを次から次へと手に取る行為が好きだ
前知識は全くない、本との出会いの時間だ

私はとても読むことが遅い
そもそも本を読むのが早い人は頭の中で音読をしないらしいが、それをしないと読んだ気がしないのだ

難しい本が好きで、書いてある内容が分からなければ分からないほど良い
が、読んでも読んでも次へと進まない

読書を初めて数ページするとほのかな頭痛が襲う
休憩を挟むともう集中力が切れている

私は読書とは本との対話だと思っている
本の内容を自分の中で反芻し、自分の言葉でまとめ上げる、その作業だ
それが私の人生の糧になるといいと思う

読書に対しての向き合い方は人それぞれだと思う
エンターテイメントでもいいと思うし、勉強という考え方でもいいと思う

音楽好きと同じように文学好き、本好きはなかなか公言することのハードルが高いように思う

どのくらい好きか、が、どのくらい読むか、何を読むか、そのセンスを問われるように思う

それが私は寂しいのだ

各々好きに楽しめるようになって欲しい
私は本棚を2つ持っているし、それに入り切らないくらい本を持っているけれど年に1冊も読み上げられない

それでも、好きだと言いたいのだ
読書、文学

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