#19 虫歯に苦しんだ日本人

縄文時代の虫歯率は8.2%、弥生時代は倍増して16.2〜19.7%ほどと言われている。
弥生時代は稲作が普及したため、糖質を多く食べるようになって虫歯が増えたと考えられている。
しかし、世界の狩猟民族と比べると縄文時代の虫歯率も高い。7600〜3000年前のアメリカ先住民では0.4〜2.4%、現代のイヌイットも1.9%程度だそうだ。
縄文時代の虫歯率が高かった理由は、木の実など糖質が含まれる食材を採集して食べていたからである。植物の採集に適した日本の気候により、太古の昔から日本列島に暮らす人々は虫歯に苦しんでいたようだ。
※縄文時代の虫歯率は40%以上、弥生時代は80%以上とする説もある


参考


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