#129 河岸段丘はどうやってできる?

河岸段丘(かがんだんきゅう)とは河川がつくる階段状の地形である。

 「河岸段丘かがんだんきゅう」とは川の流れに沿そってつくられた階段状かいだんじょうの地形のことをさします。階段かいだんの上の面を「段丘面だんきゅうめん」、崖がけになっている側面を「段丘崖だんきゅうがい」とよんでいます。

https://www.cgr.mlit.go.jp/ootagawa/chiebukuro/search/kankyou/sizen/No_028.html

河岸段丘の成り立ちの図については↑の国土地理院のHPに分かりやすい図がある。この図をもとに河岸段丘の成り立ちを見ていく。
まず、谷底を流れる河川が蛇行することより、谷底平野が広がっていく(左上→左下)。そして、河川が流れる土地が隆起したり、寒冷化によって海面が下がったりすることで、河川の下方向への浸食する力が大きくなり、浸食が進む(右上)。周辺より一段低い位置を流れる河川が蛇行することで、一段低い谷底平野を形成する(右下)。このような過程で河岸段丘が形成される。

日本では群馬県沼田市の河岸段丘が有名である。以下の動画では実際の河岸段丘を見ることができる。

【目次】

【参考】


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