#92 フォッサマグナはどのようにできた?

フォッサマグナとは、ラテン語で「大きな溝」という意味の、日本の地質を西日本と東日本に分ける帯状の地域のことである。フォッサマグナより西側ではおおよそ東西方向に、東側では南北方向に山地や山脈が連なっている。溝の深さはおよそ6000mもある。
命名したのはナウマンゾウの由来としても知られるお雇い外国人エドムント・ ナウマン博士である。

教科書で出てくる糸魚川ー静岡構造線はフォッサマグナの西縁(西の端)であり、東の端は火山の噴出物などが原因ではっきりと判明しているわけではないが、おおよそ柏崎と千葉県を結ぶあたりだと言われている。糸魚川にあるフォッサマグナパークでは、糸魚川ー静岡構造線が露頭している場所があり、東西の地質の違いを直に見ることができる。

フォッサマグナはどのようにして生まれたのか。それは、日本列島の成り立ちと深くかかわっている。フォッサマグナは、日本列島が大陸から切り離された時にできた大地の裂け目であり、そこに土砂が堆積や火山活動による隆起があって成立したと考えられている。下のリンクの動画ではその成り立ちの様子が分かりやすく説明されている。

【参考】


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