こちらの動画では、水道水の危険性がわかりやすくまとめられている・・・というのはフェイクで、水を言い換えてその特徴を水=悪と思えるように切り貼りした内容である。
動画に登場するDHMO(Dihydrogen Monoxide=ジヒドロモノオキサイド=二酸化一水素)とは「水」を分かりにくく表記しただけのもので、「酸性雨の主成分である」などマイナス面だけを抜き出した表現がアメリカのジョークとして広まった。
上記サイトには、次のような実験が紹介されている。
このような切り取り方をすると、あたかも有害な化学物質のように受け取ってしまうが、ただの水の説明である。
わたしたちをとりまく情報には多かれ少なかれこのような誇大表現や悪意のある編集がされていることがある。
情報化社会において、情報に対して「ほんとかな?」と冷静に一呼吸置く能力(メディアリテラシー)が求められている。
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【参考】