根暗なアラサーボーイは如何にしてファッションに興味を持ったか?①

はじめまして、社不途(しゃふと)と申します。人生初の不特定多数の方に向けて書くエッセイということで緊張していますが、よろしくお願いします。

まず表題の「アラサーボーイ」という言葉についてですが、私は現在27歳ということで立派なアラサーであります。しかし、ほんの数年前までファッションに対する理解や行動が少年のまま止まっていました。
具体的には、何年前に買ったか最早分からない服をいつまでも着続ける、あまりにも服を買わない私に対し、みかねた母が買ってきた服を着るなど、小学生レベルのファッションセンスで成長が止まったまま何年も過ごしていました。

恐らく標準的な速度で社会性に関する知能が発達していれば、ファッションセンスというものは特別意識をしなくとも自然に身につけられるものだと思うのですが、知能の発達に大きな偏りがあったであろう私には服を着るという行為に付随する機能性(防寒性、動きやすさ、ポケットの多さ等)以外の意味を理解できませんでした。

そんな私が何故ファッションに興味を持ち、また意味を理解しようとするようになったのでしょうか?

ある瞬間に劇的な変化があった訳ではないのですが、類は友を呼ぶということで私と同じようにファッションに興味のなかった友人たちが時が経つにつれ、センスのない私から見ても分かるほど「オシャレ」な服装をするようになっていきました。そのぐらいの時期に私はようやく自分のファッションセンスの異常性に気がつき始め、自身の服装のダサさを恥じるようになりました。

しかしながら脱出の糸口を見つけようと周囲の友人・知人にアドバイスを募るも、私に理解できるような言葉でピンとくる回答を得ることはできませんでした。そもそもファッションとは非言語的な要素を多分に含む概念であり、言葉で説明することが難しいのは当たり前です。
結局のところ私が辿り着いた妥協案はセンスのいい友人・知人に服を選んでもらうことでした。

そこからさらに一段階前進できたきっかけとなるイベントが発生します。それはTwitterのオフ会でした。


To be continued...

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