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旅日記 ルワンダ~パリ 12


*ルワンダ滞在を終えてパリへ、、、*

サファリを後にし、途中カフェで休憩しながらキガリ市内を目指す,
ゾウを見ることを最優先したのでサファリ内でのランチ休憩を取らなかったのですが、
沢山のフルーツとスナックを車に用意してくれてたので、
お腹が空いてグーグーなる事もなく、
カフェで丁寧に入れてくれるコーヒーで一息ついて村を走り抜けて行きます。

前日の早朝、サファリへ向かう時と違って 
市場へ向かう人の波はなくおめかしして 教会へ行った帰りの人達や,広場での催し物へ集まる人達で途中、通りがかる村は明るい雰囲気でカラフルな色彩にあふれていました。
鮮やかなアフリカンプリントで作られた服と,
幅広の布を上手に体にまとわせて歩く姿は本当に素敵でおしゃれです。
帰りは、夕方近くの時間帯で何カ所か渋滞してたのですが、運転上手でドンドンすり抜けてく、行く手を阻むようにコンテナ車が多く走っていて、それも渋滞の原因の一つになっているようです。
輸出のため、大きな港のある隣国、タンザニアに向かってるとの事、そして いたるところに 速度取締装置が設置されているから、スピードの出し過ぎに気を付けながらの帰路です。
ただし、軍の車は何キロで走ってもOK~らしい(何度か抜かれました)
途中、スコールにもあい 日本の梅雨とルワンダの雨季について話す、知ってる限りの英単語の羅列と、それを理解しようと頑張るドライバー、正しく理解しあえてるか不明ではあるが、 なんとなくうなずき合う(笑)

*言葉の壁について思う事*

キガリ市内に近付いて別れの時が迫る中ドライバーさんが言いました。『日本のことはよく知らないけど 学生の時、長崎と広島については勉強した』と、私に英語力があれば 話したい事もたくさんあったのですが 言葉にできないそして wifi 繋がらなくて vivantドラムちゃん作戦も使えず、もどかしく感じていたら
『今は、大きな街?』と聞かれ『大きな街だよ』と答える事しかできず・・・
ふがいない・・・ダメだな~私・・・
と思っていたところに追い打ちが、、、
『日本人はみんな英語話せないの?』と問われる。きっと、この二日間 意思の疎通にずいぶん苦労して下さり、楽しんでもらおうと頑張ってくれた彼からの、本気の疑問・質問です。
だって 彼らは4つの言葉(キニヤルワンダ語、英語、フランス語、スワヒリ語)を公用語とし、得意、不得意はあるようですが、 その全てを使えるわけで、日本語しかまともに話せず、単語の羅列と5W1Hで乗り切った
(乗り切ったつもりでいる)私に対して、というよりは、 おそらく始めてエスコートした日本人に対する本気の疑問。
彼らの日本人(日本)のイメージは私になってる訳で、こんな私を日本人の基準と思われては困るのです。。。
英語が分からないからと 発見した動物達の日本語名を教え、『ぞうさんの歌』の合唱で楽しもうとする 苦し紛れの日本のオバサン・・・日本の皆さん、ごめんなさいと思いながら、
とっさに出てしまった答え 『私の世代は私と同じくらいの人が多いけど若い人達は、みんなperfectです』・・・嘘です。
ごめんなさい・・・見栄を張った
・・・と言うよりは、、、やはり見栄か???

実際、パーフェクトに英語を話せる日本人って何%位いるんだろう、地球儀くるくる回すと、ほんとに小さな島国で、この中にい居るいじょう、他国の言葉は知らずとも生きていける日本。
生きるために複数の言葉を必要としてる彼らと必死さが違う事は歴然で、きっとこれからも 外国語を理解できなくても、職に就けるし日々を楽しく生きていける。
そんな環境の中で これからは世界共通語である英語を身に着けることが必要だと、小学校から英語の授業が必須科目になっても、それはお勉強であり、生活の一部ではないのです。
その授業が好きな子は興味を持って自身のスキルにしていくし、
そうでない子は、嫌いな授業として身に着ける事無く過ごしていく。

でもね みんな~ 世界共通語と言われる英語力を高めると異国の方たちと もっと楽しくコミュニケーションが取れるし、書かれてる看板や説明書を理解できるのよ~
それはね翻訳アプリやポケトークを使ってのやり取りより、ずっと有意義だし、
何より、wifiもバッテリーの充電も心配しなくていいのです。
日本語だけの毎日より、きっともっと楽しくなる。

『若い人達は、みんなperfectです』
私のついた嘘が嘘でなくなる日が近い将来でありますように。
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長い道の乗り 安全運転で友人宅まで送り届けて頂き。ドライバーさんともお別れです。
本当に楽しい二日間をありがとう
『ムラコゼ!!!』             

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荷物を置くのも、もどかしく この二日間の報告会です。
沢山の動物たちに会えたこと、泊まったロッジの快適さ、一瞬復活したwifiが隣国仕様で時差に翻弄された事、そして、なにより 恐怖の『ツエツエバエ』にやられたかもしれない事、まだ睡魔は来ないけど、と話したら、ちょっと刺されたくらいじゃ何ともないし、おかしくなった人、聞いたことないから大丈夫です!と太鼓判。
・・・でも 帰国後も 頭痛、腹痛 のたびに症状が出てきたんじゃないかと恐怖を覚え、
娘に話したら、ググった娘から『本当にやられると死んじゃうみたいだから大丈夫』と聞き ツエツエバエの恐怖から解放される。

*『ウムガンダ』の日*

滞在中、ちょうどウムガンダの日に当たりました。
毎月最終土曜日の午前中が奉仕活動の日と定められ、18才以上65才未満の健常者全員に参加義務があり、公共交通機関もストップし交通規制がされて  地域の清掃、草刈、公共施設の修復、などを行います。
車の通らない道路では子供たちがローラーブレードで遊んだり、広場では子供たちを対象にした催し物もあり、楽しそうでした。

ルワンダの9月は、ジャカランダの花が咲き、その薄紫と、スコールが通り過ぎた後の木々の雫が相まって美しさが増す季節。
一瞬の嵐は恵みの雨です。


ジャカランダ

市場へ行ったり お土産屋さんへ連れて行ってもらったり、残り少ないルワンダ・キガリ滞在を存分に楽しませていただいて続く目的地、パリへ出発です。 

来る時の乗り継ぎでさんざん空港内を歩いたので なんとなく空気感だけは分かるが・・・

next.13 緊張の極み 初めてのシャンゼリゼ へ続く

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