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勝てる社長の応援コラム vol.271

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小山昇が斬る! 本日のカン違い

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小さなマーケット、小さな商品で戦わなければ、
零細企業を脱皮することはできません。

大量生産や大量消費を夢見ては、いけません。

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P.289 №1592 (1381)【零細企業】

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リスクの最終請負会社です。

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トランプのババ抜きで、一番最後に残るのはジョーカー。
それを引かないようにしているのが、ババ抜きというトランプゲームです。

それと同じように、会社でも、誰が、最後に損をするかということ。
どの業界でも、儲ける会社と損をする会社が、必ずあります。
損をする会社というのは、いつも、決まって、小さな会社です。

製造業の場合、ライバル会社がまったくなくなって、
オンリーワンになってしまってはいけません。
なぜかというと、ダメなお客様の要求も、
すべて請けなければならないからです。

ですから、製造業は、ナンバーワンやナンバーツーを目指し、
オンリーワンになってはいけないのです。
ダメな会社が2社あって、自分の会社と合わせて3社の場合、
自分の会社が強ければ、良いお客様だけを自分で獲得、
面倒なお客様やどうでも良いお客様は、他の2社にまわし、
自分の会社にリスクが来ないようにするのが、正しい経営です。
「わが社しかない」というオンリーワンになっては、ダメなのです。

店舗も同じです。
その昔、吉祥寺に、キャバクラに毛の生えたようなクラブが、
たくさんありました。
あるクラブの社長に私が進言して、いろんな手を打ったら、
ライバル店がどんどん潰れ、その店ひとつだけになったのですが、
結局、その店も潰れてしまいました。
ダメなお客様の言うことを聞くと、良いお客様が文句を言うのです。
ライバル会社を倒してしまってはダメです。
行かさず・殺さずというのが正しいやりかたです。

ですから、わが社のライバル会社も、
コテンパンにやっつけてはいけません(笑)。
10%以下のシェアで、がんばってくれているというのが、
わが社にとって一番良いのです。
ライバル会社がなくなって、わが社一社になったら良いと思うのは、
間違いです。

(ある朝の早朝勉強会にて)

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