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私がハンドメイド作家になった理由

こんにちは。
毎日寒い日が続いていますね。体調管理に気をつけて、身体を大切にして過ごしましょう♪

今日は、私がハンドメイド作家になった経緯について、記事を書いていこうと思います。

コンセプトと簡単な自己紹介は、こちらの記事に載せています。読んで頂けたら嬉しいです。


ハンドメイド作家になった経緯

結論から言うと・・・

私はハンドメイド作家を夢見たこと、目指したことはありません。

子どもの頃から手芸は好きでしたが、趣味は趣味として、楽しみたいと思っていました。

経験したこと、感じたこと、乗り越えようと努力したこと、家族や周りの方達の支え、お客様の温かいお言葉・・・
そうしたことの積み重ねが、ハンドメイド作家としての自分をつくっています。

なので、経緯として書こうとすると、とても長くなってしまい複雑です。
詳細については今後、体験談などを踏まえながら、気ままに書いていこうと思います。

刺繍との出逢い

刺繍との出逢いは、数年前のこと。
手芸店で刺繍キットを購入したことがきっかけです。

それまで刺繍について、綺麗だと思っていましたが、それが機械刺繍なのか、手刺繍なのかも、当初は知らなかったのです。

刺繍キットを始めてからというもの、刺繍の魅力に心が惹かれていきました。
一本の糸からお花や動物を形作っていく不思議、ふっくらとした優しい手ざわり、刺繍糸の色の美しさ。

絵を描くこと、お裁縫、塗り絵・・・私が好きなことを全部叶えてくれるのが刺繍でした。

刺繍が私の心を癒やしてくれた

刺繍に出逢う前、私は赤ちゃんとのお別れを経験しています。

辛く悲しい日々を過ごしました。

月日が流れて、身体と心が少し元気になると、近所で出かけられる範囲でお出かけするようになりました。
思いつく場所といえば、最初に浮かんだのは手芸店でした。

振り返ってみれば私は辛いことがあると、手芸店や本屋、雑貨屋、自然を眺めに行く、など、他にもいろいろ・・・一定の行動を取っていました。

それまでは、そんな自分の行動に気づくこともなかったのですが・・・
辛い時は、自然と自分が行きたい場所に足が向くのかな、と感じました。

刺繍キットを購入したのは、まさにその時。

当時、心に色がなくなってしまったような虚無感がありました。

刺繍糸の美しい色たちが、私の心に花を咲かせてくれる気がして、心が躍りました。

刺繍をすること、無になれる時間が、私の心を癒してくれました。

いつしか、私自身が癒された刺繍を通して、『たくさんの人に喜んでほしい』『喜んでもらえることで社会に貢献したい』という想いとなり、creemaとminneでの販売に挑戦しました。

「普通の幸せ」という固定概念

赤ちゃんとのお別れを経験してから、しばらくは日陰の生活が続きました。
幸せそうな家族のCMや番組を見ることが辛くて、耳を塞ぎたくて、一時期はテレビも避けるようになっていました。

赤ちゃんがいなくなってしまった悲しみと喪失感。
普通でなくなってしまったと感じたこと。
周りの環境についていけないと感じることが多くて悩んでいた日々。
私だけが違うのだという不安や焦り。

様々な負の感情や記憶が私を襲いました。

やがて、時の流れとともに、私は「普通の幸せ」って何だろう?と考えるようになりました。

元気に学校に行くこと?
友達がたくさんいること?
みんなやってる?
安定した会社に就職すること?
結婚して元気な赤ちゃんを産むこと?
誰から見ても仲良しの家族?

実際に私も、普通でいるために、普通であることを目指して、頑張って生きてきました。
「普通」という基準に自分を合わせようとするために、必要以上に人と比べたり、悩む必要のないことで悩んだりすることも、たくさんあったと思います。

今、感じるのは、生きている人の数だけドラマがあり、価値観や生きてきた環境も人それぞれ、ということ。

子どもがいる人を羨む時期もありましたが、考えてみれば、私にも子ども時代がありました。
悩みながら、懸命に生きる家族の一員だったのです。

辛いときは特に、自分の状況だけに目が行きがちですが、全ての立場の人に、悩みや苦しみがあります。

大切にしている想い

私は家族や周りの方たちには本当に恵まれていました。
支えてくれて、温かい言葉をかけてくれて、外に連れ出してくれて・・・
感謝の気持ちでいっぱいです。

辛いこともたくさんあったけど、人の優しさ、道に咲いている花、鳥のさえずり、緑や水の美しさ、美味しい食べ物やお茶、音楽、美術、芸術・・・心を癒してくれるものが、本当に身近にあるのだと気づきました。
日常にちいさな幸せを感じられるようになりました。

私がコンセプトにしている、”ふだん使いの特別なもの”は、この想いから来ています。

いつ、何が起こるかわかりません。
だからこそ、毎日を特別に、毎日に幸せを感じられるようになれたら・・・
身近にある幸せに、気づいてもらえたら・・・
そんな願いが込められています。

私が刺繍で元気になれたように、もっともっとたくさんの人たちを元気にしたいと、一歩一歩ですが模索しています。

人の心に寄り添うということ

私の体験したことや考えていること、実践していることで、誰かの心に寄り添うことができたらいいなと思います。

大切に想っているから、どんなにわかってあげたくても・・・
どんなに寄り添ってあげたくても・・・

やっぱり、経験した本人にしかわからない気持ちがあります。

本当に辛い時は、誰にも相談できないものです。
これ以上、傷つきたくない。
大切な人と、気持ちがすれ違ってしまうことが怖い。

自分がすごく惨めな存在に思えて、人に姿を見られたくないと思う時もありました。

そんな時、ネットで辛い体験や感じたことを、ありのままに書いている方たちの文章に救われました。
本もたくさん読みました。
悩みや苦しみを乗り越えようと、頑張っている人がたくさんいることを知りました。

noteは私自身の心の拠り所にしたいという希望もあります。
一人で抱えていると、しんどいです。
自分の気持ちも、これからのことも。

フォローして下さった方や、他にもたくさんの方の記事を見て、元気をもらっています。

今後も、考えていること、癒されていること、好きなことなど、書いていこうと思います。
今日も記事を読んで頂き、ありがとうございました(^^♪


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