見出し画像

おもしろ不思議な現代アートは賛否両論!芸術とゴミは紙一重!?

現代アートって何ですか?なんだか意味がわからない作品が多いし、ちょっと迷惑行為をするアーティストもいて印象は良くないです...。そう思っている皆様に聞いて欲しい!現代アートの面白さを知って欲しい!確かに意味がわからないものだらけだと思います!でもそれこそが現代アートの醍醐味なのです!って話。

今回の内容を面白おかしくしゃべっております!是非こちらもご覧くださーい!

現代アートってなんですか?

画像1

現代アートというと、よくわからない、という感想を抱く人が多いのではないでしょうか?
非常に定義の難しいジャンルなのですが、一般社団法人アートト代表理事である小澤慶介さん曰く、現代社会の情勢や問題を反映し、美術史や社会への批判を感じさせる作品が現代アート!と言われております。
何やら難しそうに感じるかもしれませんが、つまるところ、観賞して楽しむ従来のアートとは違い、見て感じて考えることを楽しむのが現代アート!ということなんじゃないかと。
これに関しては様々な意見がありますが、とりあえず一目見たときに、「なんじゃこりゃ!?」と疑問符が浮かぶもの。それが現代アートなのであります!

現代アートの生みの親!
マルセル・デュシャン!

画像2

デュシャンが発表したある作品によってアート界に激震が走ります!それが後にとんでもない論争となり、現代アートというジャンルが確立されるまでに至ります。その作品がこちら!

画像3

作品名【泉】

男性用の小便器にR.Muttとサインしてあるだけ。これを見て「アートだなー」と言える人などこの世に存在するのでしょうか?
ご安心ください。当時のアート界隈の人も首を傾げていました。こちらの作品は応募すれば誰でも参加できる公募展にて発表される予定だったのですが、運営側から拒否されてしまいます。さすがにこれはアートとは言えない!と誰もが思ったことでしょう。
それでも作者であるデュシャンだけはこれはアートだと言い続けました!彼はこんな言葉を残しています。作品を起点に思考をめぐらし、鑑賞者の中で完成すること。これがアートなのだ!
デュシャンの泉は後のアート界を大きく変えました。見て楽しむのが当たり前だったアートでしたが、考えて楽しむものもアートなんだと皆が考え出したのです。
それでは皆さんも現代アートを楽しみましょう。綺麗な美術館に置かれた男性用の小便器。なにやら人名のようなサインも書かれている。この作品は何を訴えかけてきていると思いますか?

バナナの価格が大爆発!
マウリツィオ・カテラン!

画像4

続いてはマウリツィオ・カテラン!現代アート界を代表するアーティストの1人です。そんな彼はとんでもない作品を世に放ちました!それがこちら!

画像5

作品名【コメディアン】

バナナ!圧倒的バナナ!!!何の変哲もないバナナをガムテープで壁に貼っただけです!
いやそんなはずはない!普通のバナナに見えるけど、なにかしら細工がしてあるはずだ!そう思ったそこのあなた!安心してください!正真正銘普通のバナナです!
作者であるカテランはこのアイディアを1年近く考えており、旅行の旅にホテルの壁にバナナを飾っては試行錯誤していたそうです。
ではこの作品は何を訴えかけているのか!?考えましょう。何かしら意味があるはずだと信じて、その意味を探り当てる思考ゲームに身を投じましょう!
ちなみにこちらの作品は美術館によって1600万円で購入されています!意味がないわけがない!そんなに高いんだから!絶対に何かあるはずです!
しかもこの作品には後日談があり、美術館での展示の最中に、他のアーティストの手によって食べられてしまいました!
ただのバナナが1600万円になり、そのバナナを別のアーティストが展示中に食べちゃう!これがアートの面白さ!

自然保存のアートはいかが!
ピエロ・マンゾーニ!

画像6

最後は最高にぶっ飛んでる作品を世に出した、ピエロ・マンゾーニ!彼はあるものを金属の缶詰に入れ、それを売り出しました!それがこちら!

画像7

作品名【芸術家の糞】

いやタイトルの強さ!そうです!マンゾーニはなんと缶詰に自身の糞を詰めこんだのです!それに「30g 自然保存」というラベルを貼り、金30gと同じ価格で売り出しました!
こんなものが売れるはずがないと思うでしょう!現代アートを舐めてはいけない!
芸術家の糞は飛ぶように売れて、2016年には2500万円もの値が着くほどになりました!
ただしこの作品にはある噂があります。本当はうんちなんて入っていないんじゃないの?制作当時にマンゾーニと共に制作にあたっていた方によると、缶の中身は糞ではなく石膏だとも言われています。しかし真実は未だ闇の中。
缶を空けてみればいいじゃないかと思うでしょうが、缶に入っているからこそアート作品なのです!缶から出してしまっては作品的価値が損なわれてしまいます!
コレクターの中には勇気を持って缶を開封した人いるのですが、中から出てきたのは一回り小さい缶でした。抜かりがないぜマンゾーニ!!!さすがにそれ以上やる勇気がなく、その方もそこで諦めてしまいました。
ではこの作品にはどういう意味があるのでしょうか?考えましょう。考え続けましょう。それが現代アートの醍醐味なのです!

どうでしょうか?ほんの少しでも現代アートに興味を持てたでしょうか?アートと聞くとなにやら難しそうな印象をもたれるかもしれませんが、楽しければなんでもいいと思います。見て感じるアートもいいですが、見て悩んで考える現代アートも非常に面白いので、是非今後アートの世界に片足突っ込んじゃってください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?