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人間関係に失敗する勘違いの心理!僕も君も皆んな自己中!って話

どう考えてもこうした方がいい。誰が見てもこっちの方が正しい。それなのにどうしてあいつはそれがわからないんだ!自分は正しく判断できていて、周りは考えが足りていない。そう感じることが多いそこの貴方に一言いいですか?そう思ってるの、あなただけかもしれませんよ。って話。

今回の内容を面白おかしくしゃべっております!是非こちらもご覧くださーい!

我こそ合理的で論理的で客観的である!という勘違い!

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あなたは自分の考えはどれほど客観性があると思いますか?自分勝手に判断せず、多角的に判断できていると思いますか?
認知バイアス(思い込みや固定観念によって起こる思考や判断の誤り)の一つにナイーブ・リアリズムというものがあります。これは、自分の考えは他人と違いとても客観的であり、偏見などなく物事を捉えられている!正当な判断能力を持っている人は、自分と同じような結論に行き着くはずだ!と考える傾向のことで、誰しもがこの認知バイアスの影響を受けているそうです。
自分は当たり前の考え方をしており、その考えを理解できない人はちょっとズレている、常識がないと考えてしまうという非常に自己中心的なものです。日常的に生じる例をいくつか紹介すると、
1.自分が面白いと感じたから、他の人も面白いと感じるだろうと考える
2.自分がつまらなく感じたから、他の人もつまらないと感じるだろうと考える
3.前を歩く人は速度が遅くて迷惑だけど、自分を抜いて行った人は歩くのが早すぎる

などなど例を挙げたらキリがないほど!別に自分が面白いと感じたものを誰かに薦めることは悪いことではありませんが、その結果面白くなかったと言われたとしても決して相手の感性を疑ってはいけません。だってあなたの意見が客観的である証拠など全く存在していないのだから!

自分に比べてみんな自分のことばかり!という思い込み!

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では自分ではなく、世の中の人はどれほど客観的に物事を考えていると思いますか?自分より客観的だと思いますか?それともみんな自分勝手?
認知バイアスの一つにナイーブ・シニシズムというものがあります。これは、自分よりも相手の方が自分勝手で物事を客観的に見られていない!と考える傾向のことです!これまた誰もがこの傾向があるとのこと!恐ろしい!
誰かと何かをしたとき、良い結果のときは「相手は自分の貢献度が高いと考えているだろう」と考え、悪い結果の時は「相手は私の責任が大きいと考えているだろう」と考える傾向が高いということが実験の結果わかっているのです!そんな事実が全く証明できないような状態であろうともです!
つまり、我々は自分以外の他者のことを大なり小なり自分勝手と思いがちな傾向が高いのです!
カップルであれば「相手に合わせているのはいつだって私なのに、相手は自分のおかげってどうせ思っているに違いない」と考える傾向があり、職場であれば「プロジェクトが成功したのはみんなのおかげなのに、あいつはどうせ自分のおかげって思ってるんだろうな」と考えがちなのです!
こんなの誰も幸せにならないじゃないの!

忘れないで!あなたが自己中だってこと!

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別に世の中の人が自己中ではないとは言いません。ですが、自分自身が自己中であることを忘れてはいけない!どんなに気をつけても認知バイアスによってどうしたって自分中心に物事を考える傾向が強いのだから!
ではなす術はないのか?そんなことはない!自分の考えを疑って疑って疑い続けるのです!
自分と違う意見が出てきた際に「うわっ、センスないね」と一蹴するのではなく、そちらの意見が正しい可能性はないだろうかと考えるのです!
自分の振る舞いが絶対的に正しいなどとは決して考えず、自分とはかけ離れた振る舞いをしている人の行動理由を考えてみるのです!
シャットアウトしていてナイーブ・リアリズム、ナイーブシニシズムからは逃れられない!考えの枠を広げて認知バイアスとうまく付き合っていきましょう!

今回は以上となります。認知バイアスは星の数ほどあるため、我々は知らず知らずのうちにだいぶ凝り固まった思考回路になってしまっているのかもしれません!抗い続けるしかない!自分の頭で生きていくために!

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