見出し画像

誰にも読まれない手紙 「オカモトコウキ - LETTER」

手紙って良いよね。

最近あるセレクトショップのオンラインで服買ったんだけど商品と一緒に手書きの手紙が入ってて、これがどういう商品なのかっていう説明と丁寧なお礼が書いてあって、それにすごく感動したんだよね。時代なのか手紙なんて書くことも貰うことも全くと言っていいほど無くなってしまったんだなぁと。だからこそ尊さを強く感じるみたいな。

昨年の私的邦楽ベストアルバムであるOKAMOTO'Sのギタリスト、オカモトコウキのソロ1stアルバム『GIRL』からMVカットもされているリード曲「LETTER」。

まさしく手紙。でもこの曲の"手紙"は誰にも読まれない。

行くあてのない 手紙を書いてた
誰にも届かない
行き先もなく どこにも行けない
夜は長い
さよなら さよならなんて

誰にも届かないし読まれないのは手紙、じゃあどこにも行けないのは自分のことだろうか。今日の夜も長そうだ。

この詩を読んで僕の中でリンクするのはフジファブリックの「桜の季節」。

ならば愛をこめて
手紙をしたためよう
作り話に花を咲かせ
僕は読み返しては 感動している!

この曲に出てくる"手紙"も相手には届かず自分の中だけで完結してしまっている。

なんで?と思う人もいるかも知れないがみなまで言わすな、なんて。

行くあてのない 手紙を書いてた
飽きることもなく
行き先もない それでも僕らは
大丈夫 だから
大丈夫さ 大丈夫さ なんて


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?